らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

990. 明日だよ。

Scenario: 今週、研修会が開かれる。何曜日だったかな?絶対出席しなきゃ。スケジュール表に書いているはずだけど、隣の同僚に聞くのが早い。「研修会、今週だよね。いつだっけ?」というと・・・。


「明日だよ。」



"Tomorrow it is."



【ポイント】"it is"を付けるだけで会話力が数段アップする。


今日のフレーズ、"Tomorrow it is."は文法で言う「強調構文」になります。


英語には様々な強調の仕方がありますが、It is ~ that ....."の形を使った強調は、主語、目的語、副詞(場所、時)の強調をすることができます。


まず、今日のフレーズの土台となる、省略部分のない文を次のようなものにして説明していきます。


Our company will have the workshop in Tokyo tomorrow.
私たちの会社は、明日、東京でワークショップをやります。



① 主語の"our company"を強調する。


It is our company that will have the workshop in Tokyo tomorrow.
明日東京でワークショップをやるのは、「私たちの会社」です。



② 目的語の "the workshop" を強調する。


It is the workshop that we will have in Tokyo tomorrow.
明日東京であるのは、「研修会」だよ。



③ in Tokyo   を強調する。


It is in Tokyo that we will have the workshop tomorrow.
明日研修会があるのは、「東京(で)」だよ。


※ 場所であるということが分かるように英語では"in"を付けます。



⓸ "tomorrow"  を強調する。 


It is tomorrow that we will have the workshop in Tokyo.
東京で研修会があるのは、「明日」だよ。



今日のフレーズのように、お互いに、「東京でワークショップがある」ということを知っている場合、that以下を言う必要がないので省略すると、



"It is / It's tomorrow."  だけになります。



これでも十分"tomorrow"の強調となります。
となります。


それをさらに強調するために、"tomorrow"を文頭に移動することができるので、


"Tomorrow it is."  となりました。



特に強調するものが1語の場合、"Tomorrow."だけでは、素っ気ない感じがしますね。"it is"を付けるだけで、会話力がアップします。


明日は、「必ず方法はあるから。」です。
勇気を与えられるひとことです。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。