らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

104. 上位二人で決選投票よ。

Scenario:
TV番組で「地下鉄王」に出場して、上位5人に残った。プロの審査員でチャンピオンが決まるのだが、トップ二人が3位以下を引き離して同数を獲得した。ということで、決戦投票となった。


「上位二人で決選投票となります。」



The top two will be entered in a runoff-vote.


【ポイント1】試合では"playoff"がいい。ハイフンはなくてもいい。選挙では"runoff"がいい。



ロングマンで、"run-off"と"play-off"を確認します。(下線はらぼによるものです。)
"run-off"
 a second competition or election that is arranged when there is no clear winner of the first one 
一回ではっきり勝者が決まらないときに行われる、二回目の競技あるいは選挙。


"play-off"
1 British English a game played to decide who will win after a previous game has ended with two teams or players having equal points
イギリス英語では→ 前の試合で2つのチーム、二人の人が同数で残った後、どちらが勝つかを決める試合。


2 American English a game, usually one of a series of games, played by the best teams or players in a competition in order to decide the final winner
アメリカ英語では→最終的な勝者を決めるために最も優秀なチームやプレーヤーによって行われる試合のこと。通常何回か試合をする一連の流れがある試合で用いられる。


【ポイント2】
複数の形容詞を並べる場合には、基本的な順序のルールがある。



普通、形容詞の語順のルールからすると、数字は冠詞の次に来ます。ここでは、"the top two"となっており、"two"が数詞というより代名詞としてとらえられてるように思います。昔の歌謡番組で、「ザ・トップテン」というものがありました。。。


「アルク英辞郎プロ」からそれぞれ例文を拾いました。どちらもあります。


The two top candidates will debate....
The two top teams from this group will be.....
the two top athletes began.....


The top two baseball teams will ....
The top two causes are....
The top two of four teams ....
The top two players will.....


形容詞を並べて使うときの一般的な順番のルールは、次のようになります。
(「ロイヤル英文法」より)
1.冠詞 代名形容詞(所有格)
2.数量
3.主観的評価       lovely
4.大小
5.形状                 oval
6.性質・状態      brilliant
7.新旧
8.色彩
9.固有形容詞       Chinese
10.  物質形容詞   wooden
11.  名詞


並べると次のようになります。
「the two lovely little oval brilliant new purple Chinese wooden boxes
その2つのカワイイちいさな楕円形の鮮やかな新しい紫の中国の木製の箱」
"top"については、一般の形容詞のルールが当てはまらないようです。


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