らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1252. 駐車無料になります?

Scenario: 駅前の銀行に来ている。駐車場は20分まで無料となっているが、手続きに時間がかかり、20分を超えてしまった。受付で駐車券を出してこう言った。


「駐車無料になります?」



"Could you validate my parking ticket?"



【ポイント】「駐車券」は"parking ticket"か?


今日のフレーズを日本語にするのに迷いました。


"speeding ticket"が「スピード違反切符」で、スピード違反をしたときに切られる切符のことなので、"parking ticket"は、「駐車違反切符」となります。また、"validate"も、日常の生活の中でよく使う基本的な単語ではないからです。


ロングマンの説明を見ます。


"parking ticket"
an official notice fixed to a vehicle, saying that you have to pay money because you have parked your car in the wrong place or for too long
駐車禁止の場所に、または(制限時間を超えて)長い間車を駐車したため、お金を支払わなければならないことを示す、車両に固定された公式の通知書


つまり、これです。



「駐車違反」は、"parking violation"です。



そして、"validate"の定義は次のようになっています。


"validate"
formal 
to prove that something is true or correct, or to make a document or agreement officially and legally acceptable
何かが真実であることや正しいことを証明したり、文書や契約を正式に、法的に受け入れられたりすること


これを踏まえると、今日のフレーズは、
「私の駐車違反切符を違反ではないことを証明するものにしていただけますか?」
つまり、
「駐車違反切符を無効にしてもらえますか?」
といういうことになります。


しかし、日本語では、こう言ったことはありません。。。(T-T)


ただ、「これ、お願いします。」と言って渡すだけです。(^_^)


それでは、実際の「駐車券」は、英語で何と言うのでしょう?



日本のように、「駐車券」と書いてあるものは見たことがありませんが、形から見て


"a parking stub"や、
 "a printed validation coupon"
"entry ticket"
と言っているものがあります。


次の画像の中では、"valid"を「有効な」という形容詞で使っています。(7の後にピリオドが抜けていたために驚きの額になっています。)


(画像はこちらからのものです。)


"validate"は無料にすることだけではなく、制限時間内で割り引きする場合もあります。
(無料にするものがほとんどだと思います。)


お店が、「この店で買い物をすると駐車を無料(割引)にします」というサインを掲げている場合もあります。



次のサインは、日本語では「無料駐車券は1階受付でお渡しします。」となるでしょう。



駐車以外の"validate"の使い方の例をロングマン、マクミランから挙げておきます。


Many scientists plan to wait until the results of the study are validated by future research.
多くの科学者は、この研究結果が今後の研究によって検証されるるまで待つつもりだ。


The evidence seems to validate his claim.
この証拠が彼の主張を裏付けているようだ。



今日のTRYはお休みです。アメリカでは、"This, please."ではなく、
"Could you validate my parking ticket?"と言いましょう。(^_^)


しかし、もはや「駐車券」そのものの存在がITの処理で存在しなくなるかもしれません。いつ入って、どのくらいの時間車を離れ、出るときにどのくらい支払うのか、また無料になるかがすべてコンピュータで処理されるでしょうね。



明日は、「除菌ティッシュのにおいがするよ。」です。"~ to buy shoes"は使いません。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。