らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1281.ライティング編:ワンランク上の表現にする英語[2]---shape

Context: 現在の会社に就職して5年がたち、収入の道はあるものの何か物足りなさを感じていた。趣味ではじめた陶芸だったが、日常生活の中に芸術をとりいれられる魅力にはまり、会社をやめて試行錯誤しながら、数えきれないほどの作品を創ってはいた。アルバイトをしながらやっと食べていける状態だったが、苦しさよりも楽しさを感じていた。思えば



あのころの経験がアーティストとしてやっていくための土台となっていた。


Heidi Fahrenbacher作 (Contextは彼女とは関係ありません。)


彼女の作品はこちらから購入できます。⇓


I made myself shaped as an artist.



【ポイント】"I made myself understood in English."のパターンを応用する。



"I made myself understood in English." は英語の教科書に必ず出てくる例ですが、日本語では、「私の英語が通じだ。」となります。「SV+O目的語+C補語」の語順です。


動詞の過去分詞が、「受け身」(~されている)という意味を作って、状態を表す補語になっています。


そして、


"myself"を"understood"(理解されている状態)にした という英語表現になっています。


今日の表現でも、同じように、


"myself"を"shaped" (形づけられる状態)にした  


となります。



動詞の"shape"は主に次の意味で使われています。
(定義はロングマンより)


to influence something such as a belief, opinion etc and make it develop in a particular way
信念や意見などに影響を与え、それをあるやりかたで発展させていくこと


「つくる」という日本語では、
makeを始めとして、"create"や"build"、"produce"、”form"などがありますが、
"shape"は、「目に見えないものを徐々にはっきりさせる」というニュアンスがあります。


使い方の例
People’s political beliefs are shaped by what they see in the papers.
人々の政治的信条は、新聞で見たものによって形作られる。(ロングマン)


(以下、マクミランより)
His generation firmly believed they could shape the future.
彼の世代は、自分たちが未来を切り開くことができると固く信じていた。


Research findings are often used to shape Government policy.
研究結果は、しばしば政府の政策を形成するために利用されます。


We have all been shaped by our past experiences.
私たちは皆、過去の経験によって形作られてきたのです。



今日の表現には、再帰代名詞の"myself"が使ってあります。


再帰代名詞は、主語と同じ人称が代名詞になった時に使われます。今日の表現では、"I"が主語で"myself"が目的語になっています。


再帰代名詞についてはこちらで取り上げました。
           ↓ 




ワンランク上の英文を書くためのまとめ


● "I made myself understood in English."を応用する。
● "shape"の動詞としての意味を確認する。
● 再帰代名詞の使い方を理解する。



さあ、書いてみましょう!


"Context"の回のときは、会話文ではなく、50words程度の文を書いてみてください。(フィクション、ノンフィクション、日記など何でもいいです。)


コメントしてお返事します。


明日は、「何があっても受け流せ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。