らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1279. ここでは退屈することがないよ。

Scenario: 子供が4人もいると、よく大変でしょう、と言われる。友人を家に招くときはいつもこう言って、うるさいのを我慢してもらっている。


「ここでは退屈することがないよ。」




"Here is never a dull moment."



【ポイント】"dull"を様々なものに使ってみよう。


「退屈だ」というときは、"~ is boring."と言いますね。通常"dull"よりよく聞く言い方です。


しかし、"dull"には、"boring"にはない、様々な面白い使い方があるのです。


ご紹介していきますね。 (定義や使い方はロングマンを参照しています。)



① 「退屈だ」、「面白くない」という意味。


"dull"は、
"not interesting or exciting"   


という意味です。それを"~ is never a dull moment"のように、"never"という強い否定語を使うことと、"moment"で「一瞬」という単語を合わせることで、「一瞬たりとも"dull"ということがない」ととても強く"interesting"や"exciting"であることが伝わります。


"There is something interesting/exciting." と、"There is never dull moment."の違いが何となく感じていただけるでしょうか・・・。


使い方
Life is never dull when Elizabeth is here.
ここにエリザベスがいれば、人生決して退屈することがないよ。



② 「色彩」に使える。 →「鈍い」、「渋い」など。


"not bright or shiny"
明るくない、輝いていない(色)


です。


使い方
The bird is dull brown and gray in colour.
この鳥はくすんだ茶色と灰色の色をしている。


Her eyes were dull with dark shadows beneath them.
彼女の目は、その下に暗い影があり、くすんだ色だった




③ 「天気」に使える。



"not bright and with lots of clouds"
明るくなくて、雲がたくさんある


使い方
Outside the weather was hazy and dull.
外は、霞がかって、どんよりしていた。


a dull sky
曇天


the dull afternoon light
午後の鈍い光




④ 「痛み」の表現に使える。


"a dull pain is not severe but does not stop"
ひどくはないが、常時ある痛み


使い方
a dull ache in her lower back
彼女の腰にある鈍痛


The pain was dull but persistent.
鈍い痛みだけれどなおらなかった。



⑤ 「音」に使える。


"not clear or loud"
ハッキリしない音、大きな音


The gates shut with a dull thud.
ドンと鈍い音を立てて門が閉まった。



日本語で「頭が鈍い」、「鈍感」という言い方をするときに、"dull"が使えるのですが、英語では、古い言い方になっています。代わりに"stupid"を使います。



"dull"を使って、短文や会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ルールブックを見てみよう。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。