らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1316. ご指名よ。

Scenario: 化粧品の販売員をしている。先日来店されたお客様に新商品を勧めたところ、とても気に入っていただけたようで、今日またご来店いただき、同僚からこう言って呼ばれた。


「ご指名よ。」




”She requested you by name.”



【ポイント】意外と難しい"name"の使い方。


日本語で「名前」と言うと、ほとんどの人が英語では、"name"だと分かるでしょう。


しかし、実際"name"を使った表現は簡単ではないと思います。


今日のフレーズは、「〇〇さんの名前を言ってお願いする」→「〇〇さんを指名する」という言い方です。


"name"は基本的な単語なのに、使うとなると難しい"name"の使い方をいくつか挙げてみたいと思います。
(例文はロングマンを参照しています。)



① 「〇〇という名前の~」


He married a teacher by the name of Jane Hunt.
彼はジェーン・ハントという名の教師と結婚した。



② 【〇〇という名前で~する」


She blogs under the name (of) Angel.
彼女はエンジェルという名前でブログを書いている。



③ 「〇〇は~の名前です」


Edo was the ancient name for Tokyo.
江戸というのは東京の古い名前でした。



④ 「評判」


The restaurant got a bad name for slow service.
そのレストランはサービスが遅くて評判が悪かった。



⑤ 「汚名をそそぐ」


They are determined to clear their names by saying they are innocent.
彼らは自分たちは無実だと言って汚名をそそぐ決意を固めている。



⑥ 「大物」、「有名人」非公式な言い方)


Some of the big names in show business will be here.
芸能界の大物も何人か来るわよ。



⑦ 「悪口を言う」


They call me names.
あの子たちが僕の悪口を言うんだ。



⑧ 「〇〇の名義で」


The house is in my husband’s name.
その家は私の夫の名義です。



⑨ 「名乗る」


Are you going to take your husband’s name when you get married?
結婚したら夫の姓を名乗るの?



⑩ 「名前を言う」


I gave my name to the receptionist.
受付けで自分の名前を言った



⑪ 「〇〇さんの名前を呼ぶ」


  He called Jean’s name, but there was no answer.
彼はジーンの名前を呼んだが返事がなかった。



⑫ 「名字で呼ぶ」


Everyone called him by his first name.
みんな彼のことを名字で呼んでいた。



⑬ 「〇〇という名前で通っている」


He went by the name Red.
彼はレッドという名前で通っていた



⑭ 「名前を知っている」


The headteacher knew all the children by name.
校長先生は、子どもたち全員の名前を知っていました
(顔と名前が一致しているという意味です。)


今日の14通りの"name"のうちのどれかを使って会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「勘違いじゃない?」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。