らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1331. 警察呼んだ方がいいよ。

Scenario: 近所で夕方になると、よく子供の泣き声がする。そして何を言っているのかは分からないが、父親らしき声で怒鳴る声がするのだ。最近それが毎日のように続くので、気になって仕方がない。様子を見に行こうかと思って夫に言うとこう言われた。


「警察呼んだ方がいいよ。」





"You should get the police involved."



【ポイント】"involve"は使い方によって日本語表現が違う。


"involve"は、よく聞く単語ですが、どのようなシチュエーションで使うかに迷うことがあります。日本語表現がシチュエーションによって全く違うということが、使いにくくしている一因かもしれません。


"involve"の使い方を3パターンに分けて整理しました。(定義と例はロングマンを参照しています。)



①  「~が必要だ」ということを表す。


Running your own business usually involves working long hours.
自分のビジネスを運営するには、通常、長時間労働を伴います
自分でビジネスをすると、普通長時間働くことが必要になります。


The course involves a great deal of hard work.
そのコースをとると大変な勉強をしなくてはなりませんよ。


What will the job involve?
その仕事には何が必要ですか?
その仕事内容はどういうものになりますか?



② 人やものを目的語にして、「~を含む」、「~を巻き込む」、「~を関わらせる」、「~を伴う」という表現になる。


Most research and development projects involve some element of risk.
ほとんどの研究開発プロジェクトには、何らかのリスクを伴います


 The job involves working with a software development team.
その仕事にはソフトウェア開発チームとの共同作業が入っています


These changes will involve everyone on the staff.
この変化は、スタッフ全員を巻き込むことになります。


Try to involve as many children as possible in the game.
その試合にはできるだけ多くの子供たちを参加させよう。




③  "be/get involved (in)~"では、"involved"を形容詞的に使って、「~に関わっている」という表現になることが多い。


If one thing happened, the whole school would be involved.
何か一つでも起これば、学校中が巻き込まれるだろう。。


More than 30 software firms were involved in the project.
このプロジェクトには、30社以上のソフトウェア会社が関わっている


I don’t want to get involved in some lengthy argument. 
長ったらしい議論に巻き込まれたくはないんだ。


Her son’s been involved in an accident.
彼女の息子さんが事故に巻き込まれた。



今日のフレーズの、"You should get the police involved."は、"get"を使役動詞として使っています。"get ~ involved"で、「~を巻き込ませる」、「~に関与させる」、「~に関わらせる」という意味になります。


「警察に関与させるべきだ。」
「警察に入ってもらうべきだ。」
「警察にまかせるべきだ。」


という日本語表現もできます。


"involve"あるいは、"get(be) involve"、"get ~ involved"の形のどれかを使って、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「クライアントの食事は経費で落とせる。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。