らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1350. 知らない方がいいって場合もあるのよ。

Scenario: SNSがコミュニケーションツールとして、社会に定着すると、様々な情報が入って来る。最近はそういった情報が気になって何時間もSNSを見てしまうという友人がいた。その人は思い切ってアカウントを閉じたのだそうだ。そしてこういっていた。


「知ってるってことがいいことってならないこともあるのよ。」




"Knowing isn't always blessing."



【ポイント】"blessing"は名詞。宗教的な意味を含まなくても使える。


「って場合もある」という表現に使っている「部分否定」については、こちらに説明がありますので、見てね。→308. みんながみんなこうとは限らないよな。 - らぼのEnglishラボ


さて、今日のポイントは、"blessing"です。


"blessing"は、「神のご加護」という意味もありますが、誰のお陰と言えないけれど、「恵まれている」、「幸せだ」、「運がいい」などと感じた時に使われています。


マクミランを参照して、定義と例を挙げます。


① something good that you feel very grateful or lucky to have
人がとても感謝したり幸運だと思ったりしている良いこと


可算名詞なので、"a"を付けたり、複数形の"s"を付けたりすることができます。


Having someone you can confide in is a real blessing.
打ち明けられる人がいることは、本当に幸せなことです。


The fine weather has been a blessing for farmers.
好天は農家にとって恵みである。


 It’s a blessing that your children live so near.
あなたの子供たちが近くに住んでいるのはとても幸せなことね。



② permission or support for something
何かに対する許可や支持


この場合は、不可算名詞扱いになり、冠詞や複数形の"s"を付けません。


 The management has given its blessing to the new project.
経営陣は、この新しいプロジェクトを承認してくれた。


Mike finally gave up his stressful job with his wife’s blessing.
マイクは妻の励ましを受け、ついにストレスの多い仕事を辞めた。


They were determined to marry, with or without their parents’ blessing.
親の許しがあろうとなかろうと、二人は結婚する決心をしていた。



"blessing"を使って、会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「早く落ち着いて欲しいわ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。