らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1359. 細かい決まりは気にしなくていいよ。

Scenario: アメリカから友人が遊びに来たので、日本の伝統文化を色々紹介している。特に
抹茶が好きだというので、日本の茶道で伝えられているお茶の飲み方を教えたが、細かいことが多いせいかとても緊張している様子だったのでこう言った。


「細かい作法は気にしなくていいよ。」



"You can skip the social niceties."



【ポイント】"nice"に名詞がある。その意味は・・・。


"nice"は、会話でよく使いますが、今日は"nicety"という名詞の使い方についてです。


可算名詞で、通常複数形で用いられます。


ロングマンから定義を載せます。


 a small detail or point of difference, especially one that is usually considered to be part of the correct way of doing something
特に、通常、正しいやり方の一部と考えられているような、些細なことや違い


social niceties  社交上の細かい常識 
legal niceties   法律上の細かい点


と言うような組み合わせがよく使われます。


"the niceties of ~"という使い方もありますが、「きれいごと」、「社交辞令」といったマイナスの意味で使われる場合もあるので、気を付けましょう。


This is a nicety, perhaps with no practical consequences.
これは現実的な結果を伴わないきれいごとでしょう。


That way, constitutional niceties will be respected.
そのやりかたなら、憲法上の細かい点は尊重されますね。


He cared nothing for household niceties.
彼は家庭内の細かいことには全く気を配らなかった。




"a nicety/niceties"を使って、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「信じていただかなければ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。