らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1373. ライティング編:ワンランク上の表現にする英語[15]--"how"の使い方。

今回のワンランク上のライティング編は、"how"の使い方についてです。


取り上げた部分の原文はこちらからです。


Context: ダニーは地下鉄から降り、家路を急いで駅の階段を上がって行きました。そのとき、信じられないものを目にしました。毛布にくるまった人形かと思いましたが、それは赤ちゃんでした。彼はどうして赤ちゃんが床に置いて行かれたのか、理解できませんでした。




He couldn't understand how a baby had been left on the floor.



【ポイント】自然な日本語通りにいかない、英語表現の"how"。


英文を書くときに、"how"を効果的に使うことはとても難しい場合があります。それだけに、英文の中に"how"を組み込むことで、ワンランク上のライティングが書けるようになります。


ワンランク上のライティングをするために、役に立ちそうな使い方を2通り挙げてみました。(マクミランを参照します。)


① "in that way"(その方法で、その状況で、その様子で)


We both used to work at the airport – that’s how we met.
二人とも以前空港で働いていたことがありました。それが私たちが出会った「いきさつ」です。→出会いののきっかけです。


How they made a profit is an absolute mystery.
彼らが利益を得た「方法」は全く不思議だ。→ 「どうやって」利益を得たのか全く不思議だ。


Just tell me how the story ends.
その話が終わる「状況」を教えてくれ。→ その話の終わりがどうなるか教えてくれ。


How does the new program differ from the old one?
「どの様に」その新しいプログラムは古いプログラムと違うのか?
→新プログラムは旧プログラムとの違いはどういうところですか?


I hate how my voice sounds on tape.
自分の声の録音での「聞こえ方」が嫌いだ。→ 録音された自分の声が嫌いだ。


Now that I’ve left school, I can dress how I want.
学校を卒業したから、自分がすきな「やりかたで」服が着られる。 →好きなように着られる



② 強調する用法として使う。


いわゆる、「感嘆文」を文に組み入れた形です。最後の「!」は要りません。


I was amazed at just how easy it is to shop on the Internet.
インターネットでの買い物がすごく簡単なことに驚きました。


I didn’t realize how difficult it was to get tickets.
チケットを手に入れるのがこんなに難しいとは思わなかった。


He was impressed at how well she could sing.
彼は彼女の歌の上手さに感心していた。



始めにとりあげた原文の一部はこちらの本からです。
実話です。こちらからアマゾンで購入できます。

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今日の"how"の2つの用法のどちらかを使って、文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「楽なコースを選べばいいですよ。」です。"course"は使っていません。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。