らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1384. ライティング編:ワンランク上の表現にする英語[17]---語法を確認する。

アメリカ人が実際に描いたダイアリーを元に、そこから単語や表現を学んで自分の書きたいことをワンランク上のものにしていきます。


昨日は、土砂降りの中、プレゼンテーションのためにある会社にタクシーで向かい、タクシーを降りたとたんに片方の靴が脱げ、濁流となった雨に靴を持って行かれてしまった作者。結局片方の靴を失ってしまったのです。


その続きです。


④ 新しい靴を買う時間はなかったし、とても大切なミーティングだったので断ることもできなかった。そこで、片方の靴は履いたまま、片方はなくしたままでよたよた歩きながらエレベーターに乗り込み十数階上った


 I didn’t have time to buy another pair and the meeting was too important to cancel. So, with one shoe on and one shoe off, I hobbled into the elevator and rode up a dozen floors.


④-1
hobble


足を怪我したようなときの歩き方なのですが、そのときの様子によって日本語の表現を変えます。「足を引きずって歩く」、「よろめきながら進む」、「よたよた歩く」など、日本語の表現力を使って考えましょう。


④-2
rode up a dozen floors


"ride"が使える場合は、
自転車やオートバイ、馬など、またがって乗るもの
米語では、バスや電車、車(ただし、自分では運転しない。自分で運転して乗る場合は"drive"を使う。)エレベータにも使う。


エレベータで10階に行った。
I rode up to the tenth floor.
※目的階がはっきりしていれば、"to ~"といったように"to"がつきます。


"dozen"は、「12」のことですが、"a dozen"で口語では「多くの」という意味で使われています。"a dozen floors"は、副詞として高く上ったニュアンスを出しています。



⑤ 受付に着いた時、自分が片方の靴しか履いていない理由を話すと、彼女はジムバッグからビーチサンダルを取り出してきた。
「これでいいですか?」


When I got to the receptionist, I told her why I was only wearing one shoe.
She pulled a pair of flip-flops from her gym bag.
“Will these help?” she asked.



⑤-1.
pulled a pair of flip-flops from her gym bag.


"pull"は「~を引く」ですが、そのニュアンスから、本来の「引く」の意味ではない意味になって使われます。ここでは後ろの"from ~"と一緒になって、「~から引っぱり出した」といった感じを表しています。


前置詞の"from"の他に副詞を使って次のような表現もできます。


He pulled up a chair and sat down next to us.
彼は椅子を持ってきて(引き寄せて)我々の隣に座った。


He pulled off his damp shirt.
彼はしめったシャツを(抜き取るように)脱いだ


などはすぐ使えそうですね。


flip-flopsがこれ。一足でも"s"がつきます。
日本語では、大抵「(ビーチ)サンダル」って言っていますね。




⑤-2. 
"Will these help?" she asked.

"help"は、自動詞で「役に立つ」、「効果がある」という意味で使えます。


Crying won’t help. → 泣いたって無駄。


のように使えます。



明日に続きます。


今日のダイアリーの中で使われていた単語や表現を使って、会話文や短文が作れたら、コメント欄で送ってね。


明日は、今日のダイアリーの最終回です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。