らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1411. もうすぐ休み時間?

Scenario: 勤務中、電話がかかってきたので出ると、妻からだった。そしてこう言った。


「もうすぐ休み時間?」



"You gotta break coming up?"



【ポイント1】"gotta"の使い方。


「ガタ」と聞こえる"gotta"は、ネイティブがよく使うのに、学校では教えない言い方です。


口語でインフォーマルな言い方だからでしょうか。


マクミラン、ケンブリッジの辞書では、"got to"の口語での省略形という説明だけですが、ロングマン辞書には次のように載っています。


"gotta"
a short form of ‘have got to’, ‘has got to’, ‘have got a’, or ‘has got a’, which most people think is incorrect
"have got to"、"has got to"、"have got a"、"has got a"の短縮形ですが、このことはほとんどの人が正しくないと考えている


また、ロングマンでは、
 have got to do somethingは、have to do something と同じで、前者の言い方は、British Englishである、とも説明しています。
こちらの3項です。


ロングマンの説明に従えば、今日のフレーズは、


You gotta break coming up? =You have got a break coming up?


となります。


”Lunch time is coming up?"も「もうすぐ休み時間?」と同じ意味にはなりますが、主語が"You"で始まったほうが、相手を気遣っている感じがします。



"You've got a friend."と言えば、キャロル・キングですね!



You've Got A Friend (Lyrics) - Carole King


ずっと"You got a friend"だと聞こえていましたが、タイトルは、"You've got a friend"でした。
"You got a friend"と言うと、"You got a friend"と言うと、「過去に持っていた(今は持っているかどうか、わからない)」となるので、"You've got a ..."と言って、現在の状態(今も持っている)を示したのだと思います。 (しかし、"have"はほとんど聞こえないです。。。(T-T))



【ポイント2】"coming up"と"soon"の「すぐ」と「もうすぐ」感。


「もうすぐ」といえば、"soon"も使いますね。"coming soon"は日本語にすると、ほとんど「もうすぐ」や「まもなく」でいけると思います。日本語で「もうすぐ」と「すぐ」の時間の長さをきっちり使い分けているかというと、「もうすぐ」のほうが「すぐ」より少し長い気持ちがしますが、特に意識せずに使っているようには思いません。どのくらい「すぐ」なのかは感覚的なものがあり、正確に言うのは難しいです。


ただ、映画やテレビ番組の中で使われる場合、"coming soon"は、「まもなく公開」、「近日公開」で、"coming up"は、「次に登場するのは」、「このあとすぐ」といったニュアンスで使い分けているように思います。



"gotta"を使った会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「次にブレイクするのは誰かな?」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。