らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1418. 昔からエスプレッソ好きだよ。

Scenario: 近所に素敵なカフェができたので、友人と行ってみることにした。コーヒーの種類がとても多く迷ってしまう。結局エスプレッソを頼んだら友人が不思議そうな顔をして、「エスプレッソ好きなの?」と聞いたので、こう言った。



「昔からエスプレッソ好きだよ。」



"I've always liked espresso."



【ポイント】完了形は、副詞でイメージをつかむ。



現在完了形と言えば、


「完了」(~し終わった)
「経験」(~したことがある)
「継続」(ずっと~している)


の3種類の意味があると学校では教えます。


「完了」を表すとは・・・・過去からやっていたことが今終わった
「経験」を表すとは・・・・過去から現在までの時間の中でやったことがある
「継続」を表すとは・・・・過去から現在までずっとし続けている



特に「継続」については、「現在完了進行形」"have +been ~ing"の形となれば、「今も進行中」ということが表われます。「進行形」になるため、状態動詞には使えません。



完了形では次のように「副詞」が全体の意味に大きく関わってくることがあります。



● 時間の幅の中で起っていることを言うので、"ago"は使えません。"ago"は過去のある一時点で起こったことを言うのに使われる副詞なので、過去形と一緒に使います。「以前」というと、過去の時間の幅を意味するので、完了形では"before"を使います。



● "for ~"は「~の間ずっと」という時間の長さを示す副詞句なので、完了形と一緒に使うことができます。



● "ever"は「これまでに」、「今までに」という副詞で、日本語でも、この表現を使うと「~したことがある」という(結果として)経験を表す表現が作れます。



 "already"は「すでに」と表現することが多く、結果的に完了を表す表現が作れます。
過去形でも使えます。



● "when"を使った「いつ~したのですか?」という過去に関する質問のときは、現在完了形は使えません。答えには「過去形」を使うことになるので、過去形で聞きます。日本語で、も同じことで、「いつアメリカに行ったことがあるのですか?」という質問の仕方もおかしいですね。



● "since"も「始まった一時点」のことを言う場合は、過去形を使い、完了形は使えません。



完了形のイメージはつかめたかなと思いますが、難しいのは一緒に使う「副詞」の使い方の方です。
これは、ここですべてをとりあげて言うより、使う度に確認するのが一番です。会話では意外と間違っていても通じてしまいますが・・・。




【ポイント2】状態であっても完了形が使えるものがある。


今日のフレーズの"like"はいわゆる「状態動詞"situation verbs"」で、行動が伴っている動詞(動作動詞"action verbs")ではありません。一般的に進行形にはなりません。


しかし、状態動詞であっても完了形になるものはあります。


今日のフレーズの"have liked"(have lovedもあります)以外では、"know"と"want"で現在完了形がよく使われます。"like"や"want"では、"always"という副詞と共に使われることが多いように思います。


I have known him for 20 years.
彼とは20年来の知り合いだ。


I have wanted this for a long time.
ずっとこれ欲しかったの。



完了形と副詞を使った文を入れて、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「それは後のお楽しみ。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。