1969. 見送りはいいから。
Scenario: 私の誕生日に何人かの友人が集まってくれて、誕生日ケーキを食べながら楽しくおしゃべりをしていたのだが、友人の一人が子供を迎えに行く時間になってしまい、他の人より先に帰らなくてはならなくなった。マンションなので、せめてエレベーターまで見送ろうとしたのだが、ソファを立とうとしたとき、彼女がこう言った。
「見送りはいいからね。」
"No need to show me out."
【ポイント1】"show out"という「見送り」のしかた
「お見送り」というのは、訪問してくれたお客様に対して感謝の意を表して挨拶をすることです。マンションなどの場合は、エレベーターまでとか、建物の入り口を出たところまでとか、一軒家の場合は玄関の外まで出て、車が見えなくなるまで立っていて、最後は少し長くお辞儀をするとか、礼儀として今でもやっている人は少なくないと思います。
しかし、最近では、帰る時に「あ、出なくていいから。」と言う人も少なくありません。特に家族や親しい友人とか、寒い日や風が強い日などは、外に出て見送らなくてもいいと言ってくれる場合が多いようです。
そうであっても、たいてい玄関までは出るでしょう。そして、「じゃ、ここで失礼します。」ということが多いかもしれません。
そんな感じが、今日のフレーズです。
" show someone out"はケンブリッジに次のように説明されています。
to go to the door of the building with someone who does not live or work there, when they are leaving
その建物に住んでいない人や働いていない人が帰る際に、一緒にビルの玄関まで行くこと
マナーというのは国の文化や伝統によって異なるので、必ずしも日本のように、頭を長めに下げるということはしません。
ロングマンには、"show out"の説明はなく、"show"について、
to go with someone and guide them to a place
人と一緒に歩いて、ある場所へ案内する
という定義があります。
Can you show Mrs. Davies to the bathroom?
デイヴィスさんをトイレに案内してもらえますか?
のように、"to~"を付けて「~へ案内する」という説明になっています。
I can show myself out (=out of the office or house).
の形で、
「見送りはいいですから。」
といった意味では、よく使われています。
Don't get up - I'll show myself out.
あ、立たなくていいよ。勝手に出ていくから。
といった具合です。
show somebody the door
という表現では、単に「ドアを案内する」にもなりますが、大抵この場合のthe doorは「出口」という意味になることが多く、
I’ll show you the door.「お出口あちらです。」
Show him the door. 「御帰りいただいて。」
といった表現で相手が歓迎されていないというニュアンスが表現できます。
【ポイント2】空港での「見送り」と、計画の「見送り」という表現
駅や空港での「見送り」は、"see off"です。
ロングマンの説明を見ます。
to go to an airport, train station etc to say goodbye to someone
人にさよならを言うために空港や駅に行くこと
They’ve gone to the airport to see their son off.
彼らは息子を見送りに空港へ行った。
そのほかの、計画などの「見送る」は、"cancel"や、"put off"、"suspend"、"forgo"、"go without"などが使えます。「しない」という意味では"not do"や、"stop"、"give up"も使えるかもしれません。
【ポイント3】"There's no need to ~"という使い方
今日のフレーズは文頭の"There's"が省略された形です。
ロングマンでは、次の2パターンの使い方を挙げています。
a) used to say that someone does not have to do something
人が何かをする必要がないということを言う
There’s no need for you to come if you don’t want to.
嫌なら来なくていいですよ。
There’s no need to feel sorry for him.
彼に同情する必要はありません。
b) spoken used to tell someone to stop doing something
(口語で)誰かに何かをやめるように言うときに使う
There’s no need to shout!
なにも叫ばなくてもいいでしょ!
"show"と"door"を使って、会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。
明日は、「ワンランク上を目指す英語表現」です。ちょっとしたことでランクを上げることができる方法をご紹介します。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。
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