らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

265. ステーキナイフのピーナッツバターをなめるんじゃない。

Scenario : 息子はピーナッツバターが大好きで、いつもパンにたっぷり塗って食べている。今朝、バターナイフがなかったのか、ステーキナイフを使っていた。自分でサンドイッチを作るのはいいのだが、ステーキナイフのピーナッツバターをなめているので、こう言った。


「ステーキナイフのピーナッツバターをなめちゃだめだよ!」



"Don't lick peanut butter off a stake knife."


【ポイント】日本語の「~の」はニュアンスを考えて英語にする。


「~の」と言えば、所有格が一番多い用法だと思いますが、
北海道の山 → mountains in Hokkaido
黄色のカバン → a yellow bag
友人のメール → e-mail from my friends
新聞の記事 → articles from a news paper
コンビニの弁当 → lunch from a convenience store
棚の本 → books on the shelf
九条ネギ → leeks from Kujo
壁の写真 → a picture on the wall


など色々な表現になります。


英語で表現するときは、何をしているのかイメージしましょう。
お皿をなめる、指をなめる、というときは、実際は「そこについているものを、舌でなめ取る」という行為です。"off"を"on"にした場合、「ピーナッツバター自体をなめてはいけないもので、それがたまたまステーキナイフについていた」のかもしれません。
"off"にすると、「はがす」ニュアンスが生まれるので、「ナイフで舌を切るかもしれないからやめなさい」といったメッセージが伝わります。


「指についたジャムをなめる」は、
lick jam off your finger
になります。


Englishラボのらぼでした。