376. 私もケリーの歳になりました。
Scenario : 姉のケリーが88歳で亡くなった。ずっと元気で100歳まで生きると言っていたのに・・・。私も今年で88になった。ケリーが亡くなった歳だ。健康を心配して電話をくれた娘にこう言った。
「私もケリーが亡くなった歳になったよ。」
"I got a sister Keri's age."
【ポイント】"year"と"age"を使い分ける。
和英辞典の「英辞郎」を見ると、「歳」に、"year(s)"とあり、"age"は載っていませんでした。(例文には"age"が出てきますが・・・。)
「年」と「歳」 - 違いがわかる事典に、次のようなことが書いてありました。
● 「歳」に「とし」という訓読みがないので、公用文では「年」を使うが、公用文以外ならどちらを使っても間違いではない。
● 年齢を重ねることでは、「年をとる」でも「歳をとる」でもよいが次のようなニュアンスの違いがある。
「年を取る」→ 年齢を加えるという回数のニュアンスが強い。
「歳を取る」→ 老齢になるという経過のニュアンスが強い。
● 年末と歳末では、意味は同じでも、歳末のほうが過ぎ去っていく雰囲気がある。
次は、ロングマンでの"age"の定義です。
"age"
① the number of years someone has lived or something has existed
人が生きてきた(物が存在した)歳の数
② the age when you are legally old enough to do something
法的に何かができる年のこと
③ one of the particular periods of someone’s life
人の人生のある特定の期間のひとつ
日本語では、一般的には「年」と「歳」のどちらを使ってもいいですが、「歳」にはセンチメンタルな感情が出るようです。英語では、"year(s)"と"age"の単語自体に日本語のようなセンチメンタルな感じの使い分けはないようです。
He is 5 years old. = He is 5 years of age.
です。
「何歳ですか?」
と聞くときに、
"What age is your brother? "
も正しいことになりますが、会話では
"How old is your brother?"
と言う方が自然です。
同様に、「年齢を聞いた」というときは・・・
"He asked me my age. " よりも、
"He asked me how old I was."
のほうが自然です。
"age"を使うと表現が短くなって便利な場合があります。
In Britain, schooling start when children become 5 years old.
→ In Britain, schooling start at (the) age (of) 5.
イギリスでは、5歳で小学校に行く。
He got married when he was as
old as me.
→ He got married at my age.
彼は私と同じ年齢(歳)で結婚した。
日本語の「で」と「に」の違いは、英語では"in"を入れることで区別します。
彼は私と同じ年に結婚した。
→ He got married in the same year as I got married.
③ の定義だと、日本語で「年代」とか「年頃」という日本語がピッタリな場合があります。
The early teens are often a difficult age.
10代の始めはしばしば難しい年頃だ。
Englishラボのらぼでした。
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