らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

445. 役所に言えよ。

Scenario : 学校が閉鎖になってから、給食が出ないので、子供に食事をさせなくてはならず、一変した日常に困り果てている。校門で給食を配布している国があるようだが、日本でもそうできないのかなと言うと、夫がこういった。


「役所に言えよ。」



"Take it up with the city."


【ポイント】"take up"は「問題を上げる」イメージ。

"take something up "の使い方をロングマンで確かめると次のように書かれています。


if you take up a suggestion, problem, complaint etc, you start to do something about it
提案や問題、不満などを"take up"するということは、そのことについて何かを始めるということ。


つまり「問題として取り上げる」ということです。


Now the papers have taken up the story.
新聞がその話を取り上げることになった。


というように使います。(ロングマンより)


前置詞の"with"には「~に対して」という意味をもつので、"with the city"をつけることで、「市に対して~という問題を取り上げる」となります。


ロングマンにあった例はつぎのようなものです。


The hospital manager has promised to take the matter up with the member of staff involved.
その病院の管理者はその問題を関係者スタッフに言ってみますと約束した。

I am still very angry and will be taking it up with the authorities.

怒りが収らないから、そのことを当局に言うよ。


コロナ問題では、あちこちで使われているフレーズかもしれません。


Englishラボのらぼでした。