らぼちゃんの英語ブログ

英語のフレーズを通して見えてくる英語と日本語のギャップを楽しみましょう!

2367. 彼は人を見る目がないんだよ。

らぼ

Scenario: 近々行なわれる国政選挙に、ある党から新人候補が公認を受けて立候補する予定だったが、問題行動を起こし、公認を取り消された。党首が記者会見で公認取り消しの説明をしていたが、それを見ていた夫がこう言った。



「彼は人を見る目がないんだよ。」





 "He’s a bad judge of character."



【ポイント1】「ジャッジ」は「審判員」以外の意味で使える


今日のフレーズの"judge"は"be a good/bad judge (of something)"という形で使うと次のような意味があります。(定義はロングマンより)


"a good/bad judge of something"

someone whose opinion on something is usually right or wrong

何かについて、その意見が正しいか間違っているか意見を言う人


特に、「人を見る目がある/ない」という表現にする場合は、"people"ではなく、"character(性格や人柄)"を使います。

日本語の「人を見る目」の意味するところは「人の性格や人柄」のことを指しているということが分かるのですが、英語で、"people"を使うと、「人」の何に対して言っているのかが曖昧で聞いている人は戸惑ってしまいます。


"a good/bad judge of ~"と同じような別の表現には次のようなものがあります。


a good judge of antiques(骨董品の目利き)

a good judge of art / paintings(美術品/絵画の鑑識眼がある人)

a good judge of wine(ワインの味がわかる人)

a good judge of talent(才能を見抜く力がある人)


反対の意味では、"bad"が使えますが、"good"を使ってそれを否定文にする方が良いのではないかと思います。


I'm not a good judge of antiques, so I always ask an expert.

私は骨董品の目利きではないので、いつも専門家に聞きます。



【ポイント2】性別に言及したい場合

性別を分けた表現は気を付けなければなりません。男性、あるいは女性に対してのみ特別な言葉やフレーズを使うことは、平等性に欠けることがあるからです。「男/女を見る目がない」という言い方ではなく、次のように言うほうがいいです。


She’s not a good judge of character.

人間性を見抜く力が無い


次のようなフレーズでは問題ありません。


She has a bad taste in men.

男性の好みが悪い


She always falls for the wrong kind of guy.

ダメなタイプの男性に惹かれる


She is unlucky with men.

男運が悪い。


(いずれも、女性、男性の入れ替えは可能です。)



"judge"に関する表現では、こちらでも取り上げています。





明日は、「誰から行く?」です。定冠詞の使い方について考えています。


Englishラボのらぼでした。