らぼちゃんの英語ブログ

英語のフレーズを通して見えてくる英語と日本語のギャップを楽しみましょう!

2334. 同格のthatは省略することもある!

らぼ

前回のブログで、


「~してもらっていい?」

「もしかして、~できたりする?」


という言い方は、英語では、"Any chance ~?"が近いということを書きました。


今日は、


"Any chance you could come?"


という文から見えた、学校文法では習わなかった実際の会話での「同格の"that"」の使い方について説明します。


【ポイント1】「同格の"that"は省略できない」ということはない!


まず、"Any chance ~"という言い方は何か省略っぽい感じがしますね。


その通りで、


Is there any chance you could come?


の"Is there"が省略されたものです。


あなたが来れるという「見込み」はありますか?


ということです。


そして、「見込み」という意味の"chance"は、後ろの"you could come"と同格の関係です。同格関係とは、「~という見込み」のように、「~という」を付けても違和感がなく、"chance"の後が文として成立していて、"chance"の内容を具体的に説明しているものです。


😀「私はオリンピックで金メダルをとったという選手に会った。」は、

"I met an athlete who won a gold medal at the Olympics."です。"won a gold medal at the Olympics"の部分だけでは主語がないため、独立した文とはならず、日本語で「という」と言えても、同格ではありません。関係代名詞(who)を使って、その前の"athlete"を修飾している形です。


同格の"that"は、"chance"(見込み)の他に、


fact that ~ (~という事実)

news that ~ (~というニュース)

possibility that ~ (~という可能性)

risk that ~ (~というリスク)

idea that ~ (~という考え)


などでよく使われています。


ここでらぼが着目したのは、"chance"の後に、同格の"that"がないことです。


学校では、「同格の"that"は省略できない」と習ったと思います。


しかし、


Any chance ~


では、同格のthatが省略されるのが自然な言い方なのです。



【ポイント2】同格の"that"が省略される場合


会話では、「なくてもいいものは省略する」ということが当たり前に行われています。基本的に省略できないとされている"that"は、"Any chance you could come?" のように、同格の"that"も省略されるのが一般的です。


ですから、


"Any chance +節 ?"


で、「~だったりする?」や、「~してもらっていい?」というカジュアルな会話の中で使います。


"Any chance"だけを覚えておけば、その後に「~だったりする」や「~してもらっていい」という内容を続ければいいだけですから、便利です。


例


Any chance you could help me?

「ひょっとして手伝ってもらえたりする?」


Any chance you could give me a ride?

「車で送ってもらっていいかな?」


Any chance you have a pen I could borrow?

「ペン貸してほしいんだけど、もしかして持ってたりとかする?」


Any chance you could come with me?

「一緒に来てくれたりできる?」


Any chance you can finish this by tomorrow?

「明日までにこれを終わらせてもらうこと可能?」


Any chance you know where she lives?

「彼女がどこに住んでいるの、知ってたりする?」


Any chance we could meet sometime next week?

「来週どこかで会えたりできる?」




【ポイント3】"could"の使い方


「~できたりする?」を丁寧に言うと、「~できたりします?」になる感覚で、"can"を"could"にするといいです。


"Can you ~?"を、"Could you ~?"にするように。


"could"が丁寧な言い方になるのは、もともとは仮定法の「もしよろしければ」→"If you didn't mind,"という条件節の部分を省略して主節だけを言った感覚だからです。


"If you didn't mind, could you open the window"


これは、仮定法のルールに基づいて、主節に助動詞の過去形を使ったものです。この文はかなり丁寧ですね。主節だけで十分「もしよろしければ」の感覚が伝わるので、条件節の"If you didn't mind"は言わなくていいということになったのかなと、ラボは考えています。

"Will you ~?" が "Would you ~?" になるのもその感覚です。

😊"could"は、可能性のニュアンス、"would"は、意図のニュアンスになります。


ポイント2の例文で、"could"があるものには、「ひょっとして、その可能性あり?」といったニュアンスになります。



Thank you for reading!

らぼ

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