らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1613. デザートは別腹だよね。

Scenario: 友人たちと持ち寄りのビアパーティーを開いた。バーベキューをお腹いっぱい食べたし、ビールもたくさん飲んだのだが、友人が手作りのケーキを持って現れ、こう言った。


「デザートは別腹だよね。」




“I hope you saved room for dessert.”



【ポイント】"hope"に続く節の中に過去形が来ることもある。



"hope"の後の"that節"の中は、よく未来形が用いられます。「望む」ことの内容がこれから起こる場合が多いからです。


しかし、現在形も用いられます。現在形のほうがより確実性が高く、それが当たり前であるような感覚になります。未来形を使うと、そのように変化することを望むといった感じがでます。(次の例文で感覚をつかんでみてください。)


日本語で表現するとどちらも同じになることが多いです。


"think"と同じように、時制の一致で、"hoped"になった場合、that節の中の助動詞は過去形になります。


使い方 (ロングマンより)


We hope that more women will join the course.
We hoped that more women would join the course.
より多くの女性がコースに参加することを決めてくれることを願っています
より多くの女性がコースに参加することを決めてくれることを願っていました。(実際そうなったかどうかまでは不明。)


I hope everything goes well.
何事もうまくいくことを祈っています


We do hope you enjoy your stay with us.
私たちは、お客様が私たちとの滞在を楽しんでくださることを願っています。


It was hoped that the job would be filled by a local person.
地元の人が採用されることを期待しました


"hope to ~"と不定詞がくることもありますし、
"I' hoping ~"のように進行形にすることもできます。


She’s hoping to study law at Harvard.
彼女はハーバード大学で法律を学びたいと考えています



今日のフレーズでは、that節の中が過去形になっています。


しかし、何か気になっている状況がどうなったかな、といったニュアンスで過去形を使うこともあります。


I hope she came home safely last night.  (夕べは無事に帰宅したんだろうな。)
I hope that you enjoyed the party.(パーティー楽しんでくれたよね。)
I hope that he passed the exam.(彼、試験に合格したよね。)
I hope that she had a good time.(彼女、楽しんでいたよね。)


今日のフレーズでは、状況設定にあるように、皆もうお腹いっぱいだという顔をしているところに、デザートを持って来て、「デザートならまだ入るスペースをお腹に作って置いたよね」と期待を持って言っているわけです。それが、"will save"とこれからのことになるのは変ですよね。


"wish"を使うと仮定法になってしまいます。「~ならいいのになあ。」といった感じになって、「当然~だよな。」といった感じにはなりません。


"hope"の後、過去形にするポイントは、次のいずれかに当てはまることだと思います。


●気がかりなことであること
●自分でそうに決まってると思っていること
●相手から自分が期待しているような返事が返ってくるのを確信していること




”I hope”の後に過去形を使った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ランチの準備中?」です。レストランでのひとこぼです。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。