らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

128. その上はないから。

Senario:
横綱は相撲という格闘技の中で頂点の地位だ。負けてもランクが下がることはない。優勝しても、連続優勝〇回というように報道される。でも、その地位は最高で、成績が振るわなければ、引退の道を歩むことになる。なんせトップの地位に君臨しているわけで・・・


「その上はないから。」



"Nothing gonna top that."


【ポイント】「トップ---"top"」には、「~を上回る」という動詞があります。



”best"が動詞で使われることはまれですが、"top"はここでとりあげたように、「~を上回る」という動詞で使うことができます。


"best"と"top"の違いを、形容詞で比べてみます。引用はロングマンです。


best  
better than anything else or anyone else in quality, skill, how effective it is etc
質、スキル、効率性などのなかで他の何(誰)よりもすぐれていること


top [only before noun] (名詞の前のみで)
1 highest part of something
 何かの一番高い部分


2 best or most successful
 最高にまたは最も成功していること


"best"はあくまで、「他に比べるものがある」ことが前提になっている。
"top"は、「頂点」的な発想がある
ような感じがしますが、どちらでも使っていい場合もありそうです。
ただ、"the best of the best"はあります。"the top of the top"はないです。日本語の訳語で考えずに、「トップ→上のない頂点」のイメージでとらえるといいかもしれません。




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