らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1385. ライティング編:ワンランク上の表現にする英語[18]---文法を確認する。

さて、結局ひとつのダイアリーで3回分、使ってしまいました。一回で終わらせるつもりだったのにね。。。(T-T)


早速最終回です。


5サイズ小さくても問題なかった。ありがたかった。私はプレゼンのために会議室に通される前に、さっとそれに足を入れた
何事もなかったかのように仕事を進め、だれも私の履き物のことを口にしなかった。


It didn’t matter that they were five sizes too small. I was grateful. I quickly slipped them on before being led into the conference room to make my presentation.
I carried on as if everything were normal and no one said a word about my footwear.



⑥-1
"grateful"


感謝をあらわすとき、
I would be grateful if you could/would ...
という形を使うと、とても丁寧でフォーマルな感じがします。


⑥-2
"slip ~ on"


反対語は、"slip off"になって、服や靴などを「さっと」身に付けたり取ったりする動作です。
名詞では、"slip-ons"(複数)日本語で、「スリッポン」と言われることがありますね。
"slip-ons"とは?
shoes that do not have a fastening (ロングマンより)
固定する物がついていない靴


一般的にはこのようなもののようです。



⑥-3
“they were five sizes too small.”


「差」を表す数字は、形容詞の前に入れます


I'm 5 years older than she is.
私は彼女より5つ上なの。



⑥-4
“as if everything were normal”


"as if"の後ろは仮定法のルールに従います。
"as if"は、「まるで~のよう」と現実ではないことを表現しているので、「仮定法」を用います。動詞が過去形になり、時制の一致のルールには従いません。


He speaks as if he were/was a doctor。彼は医者のような口ぶりで話す。
He spoke as if he were/was a doctor.  彼は医者のような口ぶりで話した。




⑦ 受付に戻りながら、どうしようかと考えた。靴屋に向かうか、タクシーでオフィスに戻るか、いずれにしても、少なくともしばらくの間、雨のミッドタウンの路上に片方の靴でいることになるのだ。


As I walked back to the reception area, I tried to decide what to do. Whatever it was — head for a shoe store or take a cab back to my office — I was going to be on a rainy Midtown street for at least a short time with just one shoe.



⑦-1
"whatever"


"however"と同様に副詞の使い方があります。副詞なので省略しても文自体は成り立っています。ネガティブな感じを強調するときに使います。「どうでもいいけど」、「何にしても」といった日本語表現もあります。会話では、"Whatever!"(どうでもいいんだよ。)といったように一語で使うことがよくあります。



⑦-2


"decide what to do"


疑問詞+不定詞は、次のようなパターンがあります。
短く表現できるので便利です。



疑問代名詞
what to do   何をすればいいのか                       
which to take  どちらを取ればいいのか              
who to talk to だれに話せば良いのか                    


疑問副詞
when to start   いつ出発すればいいのか
how to make it   それをどう作ればいいのか
where to go どこに行けばいいのか



⑦-3
"with just one shoe"


"with ~"には、「~を身に付けて」、「~を持って」、という意味で使えます。


a tall gentleman with a beard               髭のある背の高い男性
a book with a green cover                 緑の表紙の本
a man with a gun                                              銃を持っている男 
We need someone with new ideas.                                      新しいアイデアのある人
Only people with plenty of money can afford to shop here.     お金がたくさんある人



⑧ 私は屈んでビーチサンダルを脱ぎ、持ち主に返そうとした。
「あげます。」と彼女は言った。


I bent down to take off the flip-flops and return them to their owner.
Keep them,” she said.
— Gaye Carleton



⑧-1
"bend"


過去、過去分詞形は、"bent"です。
「曲げる」という動作を表す単語ですが、次のように副詞と一緒に使うことが多いです。


bend over


腰を曲げる
腰をかがめる
前かがみになる


bend down


腰を低くする
上半身を曲げる
上体を倒す
かがむ
かがみこむ



⑧-2
"Keep ~."


相手がこれから返そうとするものを手に取っているとき、日本語で、「とっといてください。」ということがありますが、結局「あげます。」ということですね。(^_^)


自分が持っていて、これから渡そうとするなら、"This is for you."といって渡して上げて下さい。


結局サンダルをもらうことになったのですが、もらわなかったらどうするつもりだったのでしょうね。。。(^_^)
靴の片方をなくすって、大事だということが改めて分かりました。


日記はここで終わっているのです。この続きを書いてみませんか?短くていいので、「あげますよ。」と言われた作者はどうしたか、気になるので是非書いて、コメント欄で送ってね。できたら、この3回シリーズで使って見ようと思った単語や語法、文法事項などをひとつでも使ってね。


明日は、過ちを認められないのよ。です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。