らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1410. なんで学校辞めちゃったの?

Scenario: 私の父親は高校を卒業していない。昔は高校に進学する人は少なかったということは知っているが、難しい試験を突破しながら、途中でやめてしまったというのだ。折角受かったのに残念だなという気持ちでこう尋ねた。


「なんで学校辞めちゃったの?」



"Why did you forgo school?"



【ポイント】簡単そうなのに意外と使っていない"forgo"を使おう。


今日は、"for"と"go"という見慣れた単語があるのに、意外と使っていない単語の"forgo"を使えるようにします。
発音は、そのまま、[fɔrgóu](フォゴゥ)で、過去形は、"forwent"、過去分詞形は、"forgone"です。


ロングマンの定義は次のようになっています。


"forgo"
to not do or have something pleasant or enjoyable

何か快適な、あるいは楽しい物をやらないこと、あるいは、持たないこと


相手に対して使うなら、


「楽しいのに、もったいないなあ。」
「折角あるのになあ。なんで要らないのかなあ。」
「良いことなのに、なんでやめちゃうのかなあ。」


といったことを伝えることになりますし、


自分のことをいう時に使うなら、


「おあずけだよ。」
「見送りだよ。」
「あきらめるよ。」


といった残念な感じを伝えることができます。
目的語を置いて使う他動詞です。


使い方です。(ロングマン、マクミランを参照しています。)


I have to forgo lunch.
ランチはおあずけだな。


They will forgo either career or motherhood.
彼らはキャリアか、母性のどちらかをあきらめることになる。


Who would forgo the chance of a winter in Rome?
ローマで冬を過ごすチャンスは逃さないわよ。(誰が逃すだろうか?)


Council members were asked to forgo their pay raises.
議員たちは彼らの給料の値上げを見送るように言われた。


They decided to forgo restaurant meals and go on a picnic.
彼らはレストランでの食事をやめてピクニックに行くことにしました。



"forgo"を使うポイントは、目的語に、


欲しいと思っているもの
折角手に入るチャンスがあるもの
やれる状況にあるのに自発的にやめるもの


がくるというところです。


"forgo"を使って会話文を作ってみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「もうすぐ休み時間?」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。