らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

63. ベビーシッターの相場は1時間20ドルだよ。

Scenario:
来月エド・シーランのコンサートに行く。やっと手に入れたチケット。あいにく主人は出張になってしまった。子供を預けなくては。。。ベビーシッター頼んだらどのくらいなんだろう?友人に聞いたら・・・。


「ベビーシッターの相場は1時間20ドルね。」



"Going rate for a sitter is 20 an hour."



【ポイント1】前置詞を選ぶときはそのニュアンスを考える。


特に日本語の「の」に当たる表現で、所有を表すアポストロフィーを使うのか、"of"を使うのか、"for"を使うのかで迷うことがありますよね。


ポストロフィーを使うときは、所有を強く表します。ラジオ番組で、「東京のお台場」を"Tokyo's Odaiba"と言っていました。"Odaiba in Tokyo"よりも、「東京都の」といった所有が表れている感じがします。"Today's Japan"というニュース番組もありました。これは、"Japan Today"としてしまうと、「今日(こんにち)の日本」になってしまいます。


前置詞はニュアンスが強く表れます。日本語で説明するとたくさんの種類に分かれますが、もっともよく使われる基本的なニュアンスとしては、


"of"は、「所属」「所有」
"for"は、「目的」「方向」


だと思います。


これを日本語にすると、
"of" → 「~がもっている」「~についての」
"for" → 「~のための」「~に向かう」


でしょうか。この感覚を当てはめて使うといいと思います。そして、「どちらでもいい感じがする」なら、どちらを使ってもいいと思います。(実はネィティブに聞いても答えが違う場合があります。)


明日のスケジュール → schedule for tomorrow     / tomorrow's schedule
難民の保護 → protection for refugees
面接の準備 → preparation for an interview
映画のラストシーン → the last scene of the movie
スカーフの長さ → the length of a scarf
失業の問題 → the problem of unemployment


などです。


【ポイント2】"an"となるのは、スペルに関係なく発音で決まる。



意外と勘違いが多いのは、"a / i / u / e /o"で始まる単語だけに、"a"でhなく"an"をつけると思っていることです。最近は学校で発音記号のことをあまり教えませんが、"an"が付くのは、始めの音が「母音」の単語のときです。


発音記号に、"a / i / u / e / o"がついているもの、
そのほか、/ ɔ́ / とか、/ ǽ / 、/ ə / 、/ ʌ́ /もそうです。


"hour"の発音記号は、「áuər」ですから、"an"です。
"year"は、[jíər] なので、"a year"、
"ear"は、[íər] なので、"an ear" です。


【ポイント2】
不定冠詞の"a / an"には、「~につき」という役割もある。


once a month → 月に1回
three times a week → 週3回


"per"に言い換えることもできますが、"per"は「~につき」といった感じより、「~当たり」とビジネス調、フォーマル調になります。日本語でも、「ドクターひとりにつき患者100人」より「ドクター一人当たりの患者数は100人」の方をよく耳にします。
だから、100 patients per doctorがいいと思います。("per"の後は無冠詞です。)


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