らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

39. この埋め合わせはするから。

Scenario:
彼と映画を見に行く約束をしてたのに、さっき電話があって、どうしても今日中に提出しなくちゃいけないレポートがあるって。楽しみにしてたのに、しょうがないな。。。
彼は、謝って・・・


「この埋め合わせはするから。」




Let me make it up to you.


【ポイント1】"Let"をうまく使って、頼み事をしよう。


頼み事と言えば、"Please"と命令形を一緒に使うとか、"Will you ~”や、"Would you ~"、"Could you ~"などを使っていると思いますが、"Let"の後に人や、人以外のものを置いて便利に使えます。


基本は"let"の持つ「許す」というニュアンスです。


 let + 人やもの+ 原形動詞  の形で使います。 


   (人やもの)が(原形動詞)するのを許す


 My parents let me go to the party tonight.
  両親が今夜のパーティーに行くのを許してくれた。
 Let the past go.   
 (Let it go.もこの仲間です。)
    過去が行くのを許しなさい。→ すんだことはあきらめなさい。
 I won't let that happen again. →それが二度と起るのを許しなさい。→ 二度としません。  


【ポイント2】
         他動詞+代名詞+副詞 の語順に気をつけよう!


”make up"は、ここでは「償う」「埋め合わせをする」という意味の「句動詞」です。「句動詞」は2語以上で一つの動詞のように使います。その目的語が「代名詞」のときは、動詞と副詞の間にはさみます。
  〇 make it up
      × make up it


他に、次のようなものがあります。


              Check it out!    (日本語で、「チェキラ」なんて言ってますね。(^_^))
    Take him out!  (彼を外に出せ。)
    Turn it on!        (それつけて。)
    Put it down!      (それ下に置いて。)
    Pick him up!     (彼を迎えに行って。)


Englishラボのらぼでした。
Englishラボが集めた英語表現はこちら。

38. 偉そうに何。

Scenario: 私のネコは、エサにうるさい。今日は夕飯の魚が残ったので、それをあげたのに、チラッと見ただけで、砂かけの仕草。。。その食事じゃ、気に入らないのか。。。しばらくして閉ったドアの前で、私の方を振返る。「出るの?」「ドア、開けろってか?」しばらくして、ドアの外で鳴き声が。。。「もう入りたいの?」ドアを開けると、こちらを見ないでまっすぐエサのほうへ。。。ひとこと言わせてもらいました。


「お前、偉そうなんだよ。」



"You are so bossy."


【ポイント】同族語、同族表現を考えれば単語が増える!


このsituationで次のような表現も使って見ましょう。


be demanding     要求ばかりしている
be selfish      自己中心的
be persuasive     説得力がある
You have mood swings.   気分にムラがある
You can go your own way.   自分の思い通りにする
You are not my boss.    あなた、私のボスじゃないし。


Englishラボのらぼでした。

37. ダイビングクラスに申し込んできたよ。

Scenario:
以前からダイビングには興味があった。今行ってるジムで、期間限定のダイビングクラスの申し込みを受け付けていた。これはいい機会だと思った。今年の夏は沖縄に行ってメンバーとダイビングするんだ。


「ダイビングクラスに申し込んできたよ。」



I've signed up for diving.


【ポイント】過去形と現在完了形を使いこなそう。


「申し込んだ」
「申し込んでる」
「申し込んできた」


に、「今」、「昨日」、「さっき」、「帰る前に」、「もう」
が付くのはどれでしょう?日本語がネィティブ言語なら、文法関係なしに、自然に「言う」「言わない」が分ると思います。
意外と「今」と「もう」が当てはまってしまうことに、日本語の時制って便利と感じますか、それとも難しい?


英語では、
過去を表す副詞、例えば"yesterday"や、"three days ago"といったはっきり過ぎ去った時間を表すものと一緒に使えるのが「過去形」です。


それに対して、「今までに」、「ずっと今まで」、と「時間の流れの中で起って、今の状態まで伝わる」のが現在完了形です。


だから、文法書の説明で現在完了は、
「経験」・・・「~したことがある」
「継続」・・・「ずっと~している」
「完了」・・・「すでに~してしまった」
を表すと書いてあります。また、日本語で色々な表現があるのです。


完了形は時間の流れの中で起ったことを言うので、はっきりした過ぎ去った過去の時点を示す"yesterday"や"~ago"などと一緒に使えないのです。


ダイビングクラスに昨日申し込んだのなら、
"I signed up for diving yesterday."と書きましょう。ただ、その後気が変わって、今はキャンセルしているのかもしれません。


"I've signed up for diving."だけで、「申し込んだから、今も申し込んでる状態になってる」ことが分ります。


Englishラボのアソシエイト
らぼでした。
English ラボ |Englishラボと仲間達 |オンライン英語研究会|参加費無料

36. ここで足止めくらってる。

Scenario:
やっぱり今年も雪が降った。積もるって言ってたけど、とりあえず羽田空港へ。やっぱり雪のため、搭乗は見合わせ。1時間経っても飛ぶ気配なしだ。。。とにかく会社に連絡をいれた。


「ここで足止めくらってるんスよ。」



”I'm stuck here."


【ポイント1】過去分詞は形容詞と考えてよし。


"stuck"は"stick"の過去分詞です。"stick"は名詞のほうが馴染みがありますね。「棒」とか「ステッキ」という意味です。形容詞の"sticky"は「ねばってる」とか「べとべとしてる」いう意味で、納豆とかご飯などの形容に使われる単語です。"stick"は動詞もあるんです。


1. 「~を突き刺す」
2. 「~をくっつける」
3. 「~を動かなくさせる」


という意味です。3番目の意味に注目!
他動詞ですから、「~を」の部分を主語にして受け身になおすと、
「~は動かなくさせられた」となるわけです。
"I'm stuck."の出来上がりというわけ。
でも、日本語には、この意味でいい表現があるのです。


「足止めを食らっている」
「行き詰まってる」
「立ち往生してる」
「お手上げ状態だ」
「身動きとれない」
「にっちもさっちもいかない」
「はまってしまって抜け出せない」


日本語ってスゴイ!状況によってこれだけある!(もっとあるかも・・・。)
英語ってスゴイ!この状況がすべて"stuck"1語で言える!


つまり、be動詞のあとの過去分詞は、状態を表す形容詞と考えて言い訳です。
"I'm excited."も同じです。


【ポイント2】
"here"や"there"は副詞だけど、中か外かはっきり言いたかったら、"in"や"out"を付けてもいい。



「外はいいお天気なのに・・・。ボクはここから出られない・・・。」



Englishラボのアソシエイトのらぼです。
English ラボ |Englishラボと仲間達 |オンライン英語研究会|参加費無料

35. 何、その上から目線。

Situation:
友人が、「彼がお金貸してくれっていうから、3万円貸した」って。また今度は2万円貸してくれって頼まれたらしい。仕事やめてから家賃も払えず困ってるからって。「ちょっと慎重になったほうがいいよ。」って言ったら・・・。


「何、その上から目線。」



"Why (are you) so judgemental?"


【ポイント】派生語を意識すれば単語が倍増!


"judgemental"は、→"judgement" → "judge" とさかのぼることができます。単語を覚えるときに、派生語を意識すれば単語が倍増します。意味を覚えなくても、ニュアンスがつかみやすいです。かえって意味を覚えない方が、その状況に合った表現ができます。


Englishラボで色んな"judgemental"を集めてみたの。


次の2枚の中の"judgemental"はどういうふうに表現する?



Why is this world so mean & violent?  Judgemental  (原文ママです)


「この世の中ってなんでこんなに意地悪で暴力的なの? 冷たいよ。」





「随分、手厳しいんじゃね。」
「それ、あんただよ。」



Englishラボのらぼです。ジュニアアソシエイトです。