らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

33. 私、見た目から入るタイプなの。

Situation:
人は見た目じゃない、心よ。それは分ってる。
でも正直言って、ワタシ・・・・


「見た目から入るタイプなの。。。」




"I'm a visual processor."


【ポイント1】
     日本語訳と全く違うことを言って、やんわり伝える。


「見た目から入る」というのは、
I put much importance on how I look. なら、自分がどう見えるかに重点を置く。
I put much importance on how he looks. 相手がどれだけカッコイイかに重点を置く。


という2つの意味にとれます。「自分の見え方」なのか、「相手の印象」なのか、状況によって違いますが、"I'm a visual processor."なら、「視覚処理します。」とコンピュータの処理にたとえて言っているので、シャレた言い回しのように聞こえます。


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32.こっちのグループなんです。

Situation:
今日は仮装大会のオーディションの日。ご近所のグループで参加して、会場の入場を待っていた。息子ははしゃいでじっとしていない。入場チェックで、違うグループに紛れていた。急いで連れにいって、係員に言った。


「この子、こっちのグループなんです。」



"He's with us."


【ポイント1】
"be  + with~"は、そもそも「~と一緒にいる」ということ。


両親が、迷子になりそうな息子をつかまえて、周りの人に・・・
会員じゃない友人が、自分の会員証で一緒に入るとき・・・
精神的に「共にいる」と言いたいとき・・・


日本語にしたら、
「うちの子なんです。」
「一緒なんで。」
「共にいます。」
など、様々に考えられますが、英語の"with"があれば、どんな場合にも対応できますよ。


【ポイント2】
「一緒に」="together"と覚えると誤解されることがある。


日本語で「わたしら一緒なんです。」と「一緒に来ている」とか「一緒のグループだ」というつもりでいうと、大変な誤解につながることがあります。


それは、"be together"に「付き合ってる」という意味があるからです。


ロングマンでは、次のように解説しています。


”if two people are together, they are married, or are having a romantic or sexual relationship”
(2人は"together"だというと、その二人は結婚しているか、あるいは恋愛関係にある、性的な関係がある、ということである)


(例)Mark and I have been together eight years now.
         (マークと私は8年付き合っている。)


          Are those two together?
   (あの二人、付き合ってんの?) 


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31.しゃべってないで勉強しろ。

Situation:
おしゃべりばかりしてて、一向に勉強が進んでない様子。先生がひと言・・・。


「しゃべってばかりいないで、勉強しろ!」



"Less talk, more study!"



【ポイント1】注意するときは、短く!



Don't talkにすると、「しゃべるな。」になります。"Less talk."は、「しゃべる量を減らせ」ということなので、ひと言も口をきいてはいけないとは言っていません。"Less talk, more work!"にすると、「口ばっかり動いてて、手が動いてないよ!」ってことになるのかも。色んなバージョンができそう。




【ポイント2】動詞が自動詞なら副詞は動詞の後に置く!


"Talk less, Study more!"なら、意味は同じでも、"talk"と"study"は自動詞になります。

そして、"less"と"more"は副詞です。しかし、ここでは、"talk"と”study"は名詞ですで、"less"と”more"は形容詞ということです。


動詞が自動詞なら副詞は動詞の後ろに置き、他動詞なら、目的語の後ろ置くのが原則です。ただし、頻度や程度を表す副詞は、一般動詞の前、be動詞の後です。


(例)
Walk slowly.   自動詞の後。
I took her advice seriously.   目的語の後ろ。
I always get up at 6 o'clock.   一般動詞の前。
The result of the test was hardly surprising.    be動詞の後ろ。


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30. 気が散るなあ。

Situation:
本読んでても、色んなことが気になって集中できない。。。


「あれこれ気が散る。。。」





"I'm distracted by this and that...."


【ポイント1】"distracted"の訳は状況で色々変わる。


日本語では、「気」を使った表現が色々あります。次の物はすべて、"distracted"1語で済みます。


「気もそぞろ」
「気がそれる」
「ボーっとしてる」
「気をとられる」
「気が散る」

「注意が散漫になる」
「気分が紛れる」


「歩きスマホ」は、"distracted walking"です。
こんな標識もあります。「運転しながらのスマホの操作は危険です」とか「脇見運転するな。」です。



「何かで気を紛らわせなきゃ。」と友人に言ってあげるときは・・・


"You need a distraction."


です。


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29. しばらく。

Situation:
学校の春(夏、冬)休み明けに友人に会ったとき。
しばらく会ってない元カノに偶然街で会ったとき。


「しばらくだね。」



"(It's) been a while..."


【ポイント1】「ビナウヮィ」と言うだけで通じる!


書き直すと、"It has been a while since I saw you last." となります。
"a while"のところに、"2 years"とか、会わなかった時間を入れると、「2年ぶりだね。」となります。"has been"と完了形になっているのは、"since"があるから。でも、"since"以下を省略することがほとんどです。だから、この言い方だと、”It's been"を"It's (=It is)としてもいいです。


実際の"2 years"などの時間ではなく、"a while"(しばらくの間)を使うと、"It's a while." よりも"Been a while."の"It's"を抜かした方が響きがカッコいいです。「ビナウヮィ」と聞こえます。最後の”l”に母音が付いてないのでほとんど聞こえません。



【ポイント2】
    "a while"「しばらく」は、感じ方でまちまち。


ロングマンで説明を見ると、
”a period of time, especially a short one”
(ある時間的期間、特に短い期間)
とありますが、次に"period"を見ると、


a particular length of time with a beginning and an end
(始めと終わりがある時間の一定の長さ)

でした。


"short"の感覚ってどのくらいか?というのも、人によって感じ方がかわるものですから、
「しばらく」が人によって、その間隔がまちまちなら、"Been a while."は「しばらく」という感じに近いかな、と思って次に日本語の「しばらく」を調べました。


広辞苑です。
「しばらく」
前回から長い時が経過していること。ひさしぶり。少しのあいだ。しばし。当分の間。


「長い」「少し」「当分」が混在しています。やはり、感じ方の問題だということかな。
年取るほど、時間の過ぎるのが速く感じるらしいですし・・・。( ´艸`)


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