らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

43. 今日はここまでにしとこう。

Scenario:
今日の授業は、結構早いスピードで進んだ。これ以上進んでも、生徒が集中して付いてきそうにないから・・・・。


「今日はここまでにしとこう。」



"Let's just leave it here."



【ポイント1】
"leave"には「やめる」ニュアンスがあるけど、いつも"stop"と言い換えられるとは限らない。


"Stop him!"は「彼を止めて!」だけど、"Leave him!"は「彼と別れちゃいな!”です。
また、"stop here"は「ここでとまる」、ですが、"stop the room"とは言えません。
でも”leave the room"とは言えます。でも意味は「部屋で止まる」ではなく、「部屋を出る」です。 


"leave"には、[出る」のほかに、「そのまま置いておく」というニュアンスがあり、この意味で使うときは、後に目的語と副詞(句)を置きます。
"leave it here"は、「ここでそれをそのまま置いておく」というニュアンスですね。
"leave a jacket behind"だと「ジャケットを置き忘れる」になるし、"leave my family behind"になると、「単身赴任する」と訳せますよ。



【ポイント2】"just"は日本語に直さなくてもいい場合が結構ある。


「ただ」とか「丁度」とかを入れるとぎこちない日本語になってしまう場合があります。会話では、リズムを整えたり、ちょっと感情を入れたりするだけの理由で付ける場合があるので、日本語に直すときには、訳に出さない方がかえって自然になることがあります。


Englishラボのらぼでした。
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42. 甘いねぇ。

Scenario:
テストの採点をするときは、採点基準に気を遣う。"a"が抜けてるのは、△?それとも×?スペルミスはマイナスいくつにする?私はいつも「マイナス1でいいんじゃない?」するといつもこう言われる。


「君は甘いねぇ。」



”You're so generous."


【ポイント1】状況で使い分ける「甘い」に当たる単語。


日本語の「甘い」は使い方がたくさんありますね。
(ここでは、味が甘いの"sweet"は除きますね。)


1. 考えが甘い  → 「世間知らず」、「経験不足」
   He is so naive.


2. 判断が甘い  → 「楽観的すぎ」
 You are too optimistic.


3. 甘くみる → 「過小評価している」
  You underestimate her. 


4.  優しすぎる → 「厳しくない」 「大目に見る」
 You're too kind.
   You're so generous. 


5. 子供に甘い    → 「甘やかしている」
  They are so easy on their own child.



【ポイント2】 英語の"generous"を使い分けよう。


ロングマンは3つの場合に分けて説明しています。(例もロングマンからです。)


1. someone who is generous is willing to give money, spend time etc, in order to help people or give them pleasure 
      "generous"な人というのは、人を助けたり、喜びを与えたりするために、
  気前よくお金や時間などを与える人のこと。



2.  larger or more than the usual size or amount 
       通常の大きさや量よりも大きい、または多いこと
   (例)a generous glass of wine


3.  sympathetic in the way you deal with people, and tending to see the good qualities in someone or something 
     人やものの良い部分を見ようして態度が同情的になること
  (例)She was generous enough to overlook my little mistake.
    彼女は寛大にも私の小さなミスを見逃してくれた。


日英の表現の違いを楽しもう。
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41. 鳥肌が立っちゃったわ。

Scenario:
友人に誘われて、チャリティーコンサートに行った。オペラ歌手の人の歌を間近に聴いたのは初めてだった。歌詞は日本語じゃないし、オペラなんて退屈だと思っていたから全く興味はなかった。しかし、その人のマイクなしでも会場を揺るがすような声量と、心に染み渡るようなメロディーにすっかり魅了された。終了後友人に感想を聞かれて。。。


「鳥肌が立っちゃったわ!」



"I have goose bumps."


【ポイント】「鳥肌が立つ」の「鳥」はgoose。


日本語での英語でも「鳥肌」は寒いときや恐怖を感じたときに立つものですが、近年はどちらとも深く感動したときにも使っているようです。


アメリカの歌のオーディション番組の審査員が、言っていたひと言でした。


Englishラボのらぼです。

40. ちょっと予算オーバーかな。

Senario:
ステキなシューズを見つけたので、思わず掃いてみたくなり、お店に入った。なんとサイズもピッタリ。しかし値段が・・・。2万円以上もするのかー。店員さんに、「いかがですか?」と聞かれ・・・。


「ちょっと予算オーバーかな。」



"It's a little out of my price."


【ポイント】日本語では「オーバー」と言うところを、"out of"を使うことがある。

"my price"は、「自分の思っていた値段」という感じです。それをちょっと外れてましたという表現になっています。


すぐに使えそうな表現でした。。。


Englishラボのラボでした。

39. この埋め合わせはするから。

Scenario:
彼と映画を見に行く約束をしてたのに、さっき電話があって、どうしても今日中に提出しなくちゃいけないレポートがあるって。楽しみにしてたのに、しょうがないな。。。
彼は、謝って・・・


「この埋め合わせはするから。」




Let me make it up to you.


【ポイント1】"Let"をうまく使って、頼み事をしよう。


頼み事と言えば、"Please"と命令形を一緒に使うとか、"Will you ~”や、"Would you ~"、"Could you ~"などを使っていると思いますが、"Let"の後に人や、人以外のものを置いて便利に使えます。


基本は"let"の持つ「許す」というニュアンスです。


 let + 人やもの+ 原形動詞  の形で使います。 


   (人やもの)が(原形動詞)するのを許す


 My parents let me go to the party tonight.
  両親が今夜のパーティーに行くのを許してくれた。
 Let the past go.   
 (Let it go.もこの仲間です。)
    過去が行くのを許しなさい。→ すんだことはあきらめなさい。
 I won't let that happen again. →それが二度と起るのを許しなさい。→ 二度としません。  


【ポイント2】
         他動詞+代名詞+副詞 の語順に気をつけよう!


”make up"は、ここでは「償う」「埋め合わせをする」という意味の「句動詞」です。「句動詞」は2語以上で一つの動詞のように使います。その目的語が「代名詞」のときは、動詞と副詞の間にはさみます。
  〇 make it up
      × make up it


他に、次のようなものがあります。


              Check it out!    (日本語で、「チェキラ」なんて言ってますね。(^_^))
    Take him out!  (彼を外に出せ。)
    Turn it on!        (それつけて。)
    Put it down!      (それ下に置いて。)
    Pick him up!     (彼を迎えに行って。)


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