らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

111. これってボクを許してくれるってこと?

Scenario:
今週までに仕上げないといけない報告書に、重要な記載漏れがあることが分かった。そこを埋めて期日にまにあわせるのに、同僚にも随分迷惑をかけてしまった。「すみません。。。」と何度も謝ったのだが、なんとなく感じる冷たい視線にかなり落ち込んでいた。なんとか間に合って報告書を提出して、デスクにもどったら、同僚が「お疲れさん」、って言ってコーヒーを持ってきてくれた。


「これってボクを許してくれるってことですか?」



Is this the part where you let me off the hook?


【ポイント1】比喩をうまく使ってワンランク上のひと言に。


"off the hook"は、文字通り「フックがはずれている」ということ。


「フックが外れている」
     ↓
「自由になる」
「自分を縛っていたものがなくなる」
「許される」
「緊張感がなくなる」
「はめをはずす」
「窮地を脱する」


というように、状況によって色々な意味になるので便利です。


(例)
The meeting was canceled. I got off the hook.
会議がキャンセルになって、ヤレヤレだよ。


Dona volunteered to do the work. She let me off the hook.
ドナがその仕事引き受けてくれたんだ。お陰で助かったよ。


When you get it back to me and I'll let you off the hook.
それを返してくれたら許してやろう。


I'm going to let you off the hook this time. 
今回は、大目に見てやる。


Are we done? Am I off the hook?   
俺たちこれで終わり? しがらみなし?


Finished? Am  I off the hook?    
話すんだ? 行っていい?


【ポイント2】"the part where...."の関係副詞をうまく使う。


"the part"は「その部分」ですね。ここでは、"part"を"situation"ととらえてください。口語では、「場合」とか「状況」をしめして、特に日本語にしたときに訳語がでてきません。それが、先行詞になっているわけですから、分かりにくいと思います。


関係詞には、関係代名詞と関係副詞の2種類があります。
I go to the park which my father liked.
父が好きだった公園に行く。


I go to the park where my father used to play baseball.
父がよく野球をやっていた公園に行った。


which(関係代名詞)とwhere(関係副詞)の使い分けは、直前にある名詞(先行詞)が関係詞の後ろの内容とどういう関係なのかで決まります。


the park which my father liked → my father liked the park
the park where my father used to play baseball → my father used to play baseball 
                                                                                                                           in the park.


"park"は公園だから、「場所」→「副詞」と思わないでね。
"park"に前置詞がついて、"in the park"となって初めて場所を表す副詞になります。


今日の表現を2つに分けてみます。
Is this the part where you let me off the hook?

Is this the part (situation)?
You let me off the hook in this part (situation).
となります。


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