らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1904. 謝るのが先でしょ。

Scenario: 今日は息子の誕生パーティーをやるから早く帰って来てと言っていたのに、急な仕事で遅れると連絡があった。しばらく待っていたがやっと帰って来たのが約束の時間を1時間も過ぎ、食事はすっかり冷めてしまっていた。何事もなかったかのようにプレゼントを渡す夫にこう言った。


「誤まるのが先でしょ。」




"I think apology's in order."



【ポイント】"in order"の使い方。


"in order"には、「順番通り」といったニュアンスがあります。


「順番通り/順序を守って」という表現には、「正しい(正しく)」とか、「ふさわしい(相応しく)」とかいったイメージがあります。


今日の表現では、"be in order"という形になっていて、そのニュアンスから、日本語表現として、


「正しい」というニュアンスでは、


ちゃんとしている
きちんとしている
揃っている


という日本語表現になり、


「順番通り」というニュアンスでは、


まずは~
~が次に来る


といった日本語表現が考えられます。


ロングマンの例を参考にして、様々な日本語表現を挙げてみます。


I think congratulations are in order for the new graduates in the room!
ここにいらっしゃる卒業生の皆様、まずはお祝いの言葉を申し上げます。


Is your passport in order?
パスポートはきちんとお持ちですか?


He told her everything was in order.
彼は彼女にすべてきちんと揃っていると言いました。


I think a brief summary of the situation may be in order.
まずは状況を簡単にまとめる必要があるかと思います。


If she says no, then a different kind of next move is in order.
彼女がノーと答えたら、別の次の手があります。


Your work visa seems to be in order.
就労ビザはちゃんとあるようですね。



😀 "in order to"について
「~するために」というときに、単に不定詞だけで"to ~"と言ってもいいのですが、「何かを達成する目的として~することが正しいのだ/ふさわしいのだ」といったニュアンスを出すために、不定詞の前に"in order"をつけることがあります。それが、"in order to ~"となります。ですから、不定詞だけで使うより、目的を強調するような表現になります。



”be in order"を使って、会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「どの辺まで来てる?」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。