らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1906. いい加減なこと言わないで。

  Scenario: 今日の授業で、私たちの生活とITについて意見を求められた。テーマが「図書館の必要性」についてだったが、一人の学生が「必要なくなると思います。」というと先生はこう言った。


「きちんと調べてから言ってください。」




 "I need an educated guess."



【ポイント】"need"をもっと使おう。


"need"には他の動詞にない特徴があります。助動詞としても使えるという点です。


今日のフレーズでは、"an educated guess"という名詞を置いて、一般動詞として使われています。


否定文にすると、"don't need"になります。
疑問文は、"Do you need"で始まります。


一般動詞の"need"の後には目的語の名詞の他に、不定詞や動名詞を置くことができます。


"need to do"と、"need ~ing"となるのですが、この形を使う時は、主語に当たるものに気を付けなければなりません。


ものが主語になって、
This roof needs painting.となると、日本語では、「この屋根は塗装される必要がある。」となります。それが自然な日本語表現では、「この屋根は塗装する必要がある。」となります。


ものが主語の場合


×This roof needs to paint.
〇 This roof needs painting. 
This roof needs to be painted.


人が主語の場合


× We need painting this roof.
We need to paint this roof.  (自分たちで塗る)
We need to have this roof painted (塗ってもらう)


となります。


"need"は、"want"と同じように、


I need you to paint this roof.   (あなたに屋根を塗ってもらいたい。)


ということもできます。


"want"を使うと、直接的過ぎるとか、子供っぽい感じがするということで避けたいときに、"need"を使うと簡単に言い方を和らげることができます。



一方、"need"は助動詞としての使い方もできます。
特に否定文に多いイギリス英語での用法です。


You needn’t stay long.
長居は無用です。


Jim need never find out what I said.
ジムは私が言ったことを理解する必要が全くないのだ。


I needn’t have worried.
心配する必要なんかなかったのだ。


Need we leave so soon?  
そんなに急いで行かなければなりませんか?---古い言い方です。




【ポイント2】"educated"をもっと使おう。


「教育」が"education"だということはご存じだと思いますが、発音に注意する必要があります。
[èdʒukéiʃən] (エジュケイション)です。[du]のところを、「ドュ」と発音したくなりますが、「ジュ」です。


「知性のある」といった意味の、"educated"や、"sophisticated"、"sensible"などの単語を知っておくと、使っている本人の知性も高まります。


今日のフレーズでは、"educated"を使っています。


ロングマンの説明を見ます。


"educated"
having been well taught and learned a lot

十分教えられて多くのことを学んできた


a highly educated woman
高い見識を持った女性


のように、"highly"や"well"という副詞で強調するといいです。(反対は、"poorly"が使えます。)


そのほか、「大卒の」を"university-educated"ということもできます。



"educated-guess"はハイフンでつないで一つの形容詞としてよく使われます。


a guess that is likely to be correct because it is based on some knowledge
知識に基づいているので正しいと思われる推測

(ロングマンより)


Investors must make an educated guess as to the company’s potential.
投資家は、その会社の可能性について十分に調べて推測をしなければなりません。



"educated guess"を使った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「それは後のお楽しみ!」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。