らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

157. お互いさまでしょ。

Scenario :  外交というのは、様々な利害関係が交錯するので、一方の国が無理に要求を突きつきつけると決してうまくいかない。そう思ってニュースを聞いていると、こういう言葉が耳に入った。


「誠実であるというのは、ウィンウィンでなくちゃ。お互いさまということですね。」



"Loyalty is a two-way street. I'm asking for it from you, you're getting it from me."



【ポイント1】"loyalty"を「忠誠」よりもっと広い意味でとらえる。


ロングマンの定義を見ると次のように書いてあります。


1  the quality of remaining faithful to your friends, principles, country etc
友達、原則、国などに対して、"faithful"(信頼できる / 裏切らない / 義務を果たす/ 誠実である)であること


2  a feeling of support for someone or something
人やものを支える気持ち


何に対しての"loyalty"なのかによって、日本語の表現を変える必要がありますね。


【ポイント2】"two-way street"は、双方向道路。


イメージとしては、こっちからも行くし、あっちからも来る、といったことです。道路に使われる表現を比喩的に会話に取り入れるわけです。(メタファーといいます。)


同じように使われる「双方向の」という言葉に"interactive"があります。でもちょっと違うところがあるので、ロングマンの定義を載せます。


"interactive"
1 an interactive computer program, television system etc allows you to communicate directly with it, and does things in reaction to your actions
コンピュータのプログラムやテレビで、直接にコミュニケーションがとれることで、使い手の出方に対してリアクションがあること

interactive computer systems
the museum’s interactive exhibits


2 involving talking and working together
話や仕事を(一方通行ではなく)一緒になってすること

interactive teaching methods such as role playing


Englishラボのらぼでした。