Scenario: 癌の治療で入院している友人のお見舞いにいった。幸い発見が速くて快方に向かっているということで安心した。来月には退院できるらしい。

「化学療法が半分済んだの。」

"I'm halfway through chemo."

【ポイント１】英語らしくない英語。

"o"で終わる単語は、"tomato"や、"potato"、"radio"、"photo"、がありますが、あまり多くないと思います。これらの単語は聞きなれているので、不思議な響きには聞こえませんが、"chemo"は、「キーモゥ」と聞こえるので、少し奇妙な感じがします。

発音は、"kimou"で、最後の"o"は"ou"の発音になります。（"tomato"や"potato"と同じです。）この単語は、"chemotherapy"（化学療法／薬物療法）と日本語では訳されています。

the use of drugs to control and try to cure cancer
癌をコントロールし、治療するための薬物の使用

と定義されています。不可算名詞です。（ロングマンより）

Online Etymology Dictionaryによると、"chemo"の語源は、

母音の前には、chem-という言葉形成素があります。この接頭辞は、「化学反応または化学物質に関する」という意味を表します。それは、科学用語を構成するのにc.1900から使用された形態素です。chemical （形容詞）の結合形から派生しています。19世紀には、chemico- が使用されていました。（注：「c.」は「約」の意味です。）

ということです。

これに、"therapy"(施術）が合わさって、chemotherapyとなり、「化学療法／薬物療法」という意味です。反対語は、radiotherapy（放射線治療）です。

I had few side effects during the treatment and began eating steaks after the second week of chemotherapy.
私は治療中の副作用はほとんどなく、化学療法2週目からはステーキを食べるようになった。

She expected the agony of a year of chemotherapy at Stanford Medical Center.
彼女はスタンフォード・メディカル・センターでの1年間の化学療法の苦痛を予期していた。

【ポイント２】"halfway"は、形容詞か副詞。

"halfway"は一語で使う、形容詞、あるいは副詞です。

at a middle point in space or time between two things 
2つのものの間にある、空間または時間の中間点
（ロングマンより）

今日のフレーズの"halfway through"は、副詞を２つ重ねて使っています。
"through"の他に、"up/down/between"などが来ることがあります。

使い方　　（ロングマンを参照しています。）

He chased Kevin halfway up the stairs.
彼は階段の途中までケビンを追いかけた。

It was a terrible film – I left halfway through.
それはひどい映画だった。私は途中で帰った。

Traffic was stretching back halfway to London
渋滞はロンドンまでの半分も続いていた。

They’ve just reached the halfway stage of the project.
彼らはちょうどプロジェクトの中間段階に到達したところだ。

Establish the right relationships at work and you’re halfway there.
職場で適切な人間関係を築きなさい、そうしたら半分成功したと同じことよ。

We’re still only halfway to finishing the job.
まだ、仕事の半分しか終わっていない。

I grew my sideburns again, halfway down the side of my ears.
私は再びもみあげを伸ばして耳の半分くらいにした。

"halfway"を使って会話文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。

明日は、「ボブに当たってみた？」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。