らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1846. ワンランク上を目指す英語表現[62]---接続詞以外で「時」を表す

3回に渡って、「時」を表すwhen"を使わずに、「時」を表せる方法とそのニュアンスの違いをまとめています。


今日のポイントは、次の3つあります。


① "in"、"on" +~ing


②同時に起こっていることを表す"with"(付帯状況)


③ 接続詞が省略された分詞構文 



① "in ~ing"と、"on ~ing"


"in"も"on"も前置詞なので、その後に動詞が来る場合は、「動名詞」になって、"~"ing"の形になります。


ケンブリッジによる、"in ~ing"となる場合の"in"の説明は次のようなものです。


used to show when doing one thing is the cause of another thing happening
あることをすると、別のことが起こるということを示すのに使われる


日本語表現では、「~の際に」という表現で覚えているかもしれませんが、ケンブリッジの説明から考えると、"in ~ng"は、「時」が「出来事の因果関係」に関係している場合に使えると思います。


使い方


In refusing to work abroad, she missed an excellent job opportunity.
海外で働くことを拒否して(拒否したので)、彼女は絶好の仕事の機会を逃した。


The government banned tobacco advertising and, in doing so, contributed greatly to the nation's health.
政府はタバコの広告を禁止した。そうして(結果として)国民の健康に大きく貢献したのだ。

In trying to protect the queen, Howard had put his own life in danger.
女王を守ろうとして(した際)、ハワードは自らの命を危険にさらした。



"on ~ing"は、次のように説明されています。(ロングマンより)


formal as soon as someone has done something or as soon as something has happened
フォーマルな言い方である。("as soon as"を使って書き換えられる。)
誰かが何かをしてすぐ、あるいは何かが起こってすぐ


使い方


What was your reaction on seeing him?
彼を見たときの反応はどうでした?




On hearing the news of the air attack most foreigners headed for the border.
空爆のニュースを聞くと(聞いてすぐ)、ほとんどの外国人は国境に向かった。




⓶ "with"を使った付帯状況で同時性を表す


この手法は、何かが起こっている時に、その状況を付け加える形で説明するときによく使われます。


文 + with + 「人やもの」+ 現在分詞(~ing)/過去分詞
文 + with +「人やもの」+ 形容詞、副詞など状態をあらわすもの


の形になります。


ロングマンでは次のように説明されています。


used to say what position or state someone or something is in, or what is happening, when someone does something
誰かが何かをするとき、誰かや何かがどのような立場や状態にあるのか、あるいは何が起きているのかを言うときに使う


使い方


We lay in bed with the window open.
私たちは窓を開けたままベッドに横になった。


She was knitting, with the television on.
彼女はテレビをつけて、編み物をしていた。




We jumped into the water with bullets whizzing past our ears.
銃弾が耳をかすめる中、私たちは海に飛び込んだ。


I can’t do my homework with the noise going on.
騒音がひっきりなしで、宿題ができないよ。





⓷ 分詞構文を使って接続詞を省略する


分詞構文とは、接続詞を使わないで2つの文を一つの文にまとめるワザです。
ライティングだけでなく、会話でもよく使われます。


2つの文があるので、それをつなぐ接続詞が不要だということは、2つの文の関係が接続詞がなくても推測できるということです。


2つの文の主語が同じであるということが必要です。
分詞構文の作り方


"when"を使って、主語が同じ文を見てみましょう。


My father decided to evacuate.  He felt a series of tremors during the night.
父は避難することにした。 彼は夜通し続く揺れを感じた。


の2つの文は、"when"という接続詞がなくても、「続く揺れを感じたとき」または、「続く揺れを感じたので」になるのが自然です。


また、"my father"と"he"は同一人物なので、"he"を2回言わなくても意味は通じます。


そんなとき、接続詞を省略して次のように言えます。


My father decided to evacuate, feeling a series of tremors during the night.



「時」を表す接続詞を使って、もしくは接続詞以外の手法で、会話文や短文を考えてみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「私は、この小さなスタートアップで頑張る!」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。