らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1247. 勤続年数、長いからね。

Scenario: 部長のポストが空き、来月から新しい部長に就任する人が決まった。社内ではあまり良い評判を聞かない人なので、社員は不満そうだ。「なんかおちつかないんだよな。(→1166. )」と言ってる人もいる。飲みに行った時にその話題になり、こう言っている同僚がいた。


「彼は勤続年数長いからね。」



"He has seniority."


【ポイント】"seniority"という単語の使い方。


「シニア」という言葉は日本語でもよく使われます。一般的に「年長者」を意味します。
「シルバー」という表現を年長者に使うのは、和製英語です。


今日の表現にある、"seniority"は、"senior"という形容詞の名詞形です。


"seniority"には次のような意味があります。


"seniority"
if you have seniority in a company or organization, you have worked there a long time and have some official advantages
会社や組織の中で、"seniority"があるというのは、勤続年数が長く、正式な利点を持っているということである。


「年功序列」や、「年配者優遇」といったニュアンスがあります。


使い方をみます。(ロングマン、マクミランを参照しています。)


I have 15 years seniority, and they can't fire me.
俺は勤続年数15年なんだから、クビにはならないよ。


You should respect his seniority if nothing else.
何はなくとも、彼の勤続年数の長さを尊重すべきです。


In future, promotion will be based on merit not seniority.
将来は、昇進は年功序列ではなく、メリットがあるかどうかできまるだろうね。


Seniority is Significant in Union-Represented Workplaces
組合がある職場では年功序列が重視される


Many Japanese companies still maintain a seniority-based salary system.
多くの日本の会社はいまだに年功序列制の給与体系である。



"seniority"を使って会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「君にリーダーになってもらうよ。」です。"leader"は使わないで表現します。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。