らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1479. ワンランク上の表現にする英語[29]---「食品ロス」の話をする

 最近ニュースで報じられる値上がりの話。食材の工夫をして節約する話題もよく耳にするようになりました。今日の「ワンランク上の表現」は、食品ロスを減らすための工夫が話題になるときに使える言い回しを紹介します。(英語は実際にニューヨークタイムズに投稿された文に使われたものを参考にしています。)




【1】 冷蔵庫の中身を見直す


1日1回、冷蔵庫の中身見直します。
Once a day I review the fridge contents.


72時間以内に消費する必要のあるもの決まった場所に置きます。
I put all items that need to be consumed in the next 72 hours in a certain spot.


料理をしようと思ったときに、まずそこを見て、何を使うべきかを決めることができるのです。
When I go to cook, I always look there first to determine what I should be using.




【2】 とうもろこしを冷凍する


とうもろこしを買ったら、その日のうちに粒を取って使います。(または手軽なおやつ用に冷凍します。)
When I buy corn on the cob, I cut the kernels off and serve that day (or freeze them for instant corn niblets)


解説① 
"corn"は、アメリカ英語では、植物全体としての「とうもろこし」と、「種の部分」の2つの意味で使われています。


皮やヒゲがついた「穂軸」の部分が"cob"になります。


解説②
"corn on the cob"は、とうもろこしの「穂軸」と言われている部分です。


日本では、「とうもろこし」は一般に「穂軸」のことでしょう。(皮やひげのあるなしにかかわらず)
「コーン」といえば、「粒」をイメージすることが多いように思います。あるいは、「コーン粒」ということもあるでしょう。


解説③
"niblets"は、「少量のお菓子」のことで、「ちょっとつまんで食べるもの」と言った感じです。


パーティーなどで出すビールのおつまみという意味では、"nibbles"という単語がよく使われます。(ピーナツやクリスピーなものなど)




【3】 柑橘系の果物の皮を使う


 ジャガイモの皮むきで柑橘系のものの皮をむき、冷凍し、必要な時に香りづけに使います。
Peel citrus with potato peeler, freeze it and use as needed for zest. 


解説①
「シトラス(citrus)」は、"citrus fruit"を短くしたものです。


"citrus (fruit)"
a fruit with thick skin, such as an orange or lemon 

オレンジやレモンのような皮の厚い果物
(オレンジやレモンなど、種類をイメージするときには"a"を付けることがあります。)


解説②
"as needed"=as it is needed     ビジネスなどで略式で、A/Nと表記されることがあります。


解説③
"zest"は「熱意」、「強い興味」という意味もありますが、これだけで「風味を付ける柑橘系の皮」という意味もあり、そこから「風味」という意味でも使われています。


今日ご紹介した単語や言い回しを応用して、食品ロスを無くする会話文を作ってみましょう。できたらコメント欄で送ってね。


明日も引き続き、「節約術」についての表現です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。