らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1844. ワンランク上を目指す英語表現[60]---時を表す接続詞(1)

接続詞については、"but"を使わない表現方法の中で説明しています。


こちらです。 ⇓
1798. ワンランク上を目指す英語表現[57]---Butを使わないライティング - らぼのEnglishラボ



【ポイント1】「~なら」では、"If"を使うか、"When"を使うか?


英語の接続詞を正しく使えるようになることは、英語学習者にとって、特にライティングのレベルを上げる上でとても大切なことです。しかし、英語の接続詞のみを日本語訳で覚えようとすると、文全体の表現が不自然になったり、意味が混乱する場合があります。


例えば、


「家に着いたらまた電話するね。」


は、普通、


I’ll call you again when I get home.


と"when"を使います。


ところが、「~したら」だから、”If”を使おうとすると、


I'll call you again if I get home.


となり、全体の文の意味が、「家に着かないかもしれないけれど」といったニュアンスで受け取られてしまいます。


"If"を使うときは、「そうならないかもしれない」ということを前提にして言い、
"When"は、「ほぼ確実にそうなる」とい場合に使うので、この場合は"When"になります。


どちらを使おうか迷ったら、"If"を使おうとしている日本語の文に「もし」を付けて、不自然ではないかを確認してみましょう。






【ポイント2】「時」を表す接続詞で、"when"以外を使うと、ワンランクアップした英語が書ける。


"when"が時を表すということで、いつも"when"を使っていると、平凡なライティングになるかもしれません。


次の接続詞を使ってみると良い場合は試してみましょう。


① while を使う。


There was a door bell while I was taking a bath.


は、日本語表現では、


「私がお風呂に入っていたとき、玄関のベルが鳴った。」


となるでしょうが、"when"でも間違いではありませんが、"while"を使うといいですね。
特に後ろに進行形を持ってくる場合は、"while"がいいです。



"while"の後は、"be動詞"も使えますが、進行形にはしません。


I hope to visit the Metropolitan Museum while I am in New York..
ニューヨークにいる間に、メトロポリタン美術館に行きたい。


さらに、


"while"は、2つのものごとの状態や動きを並べて、「もう一方は~だ」と、違いを強調するのに用いられることがあります。


"while"の前にカンマがあるのが一般的ですが、ない場合もあります。


Tom is very extrovert and confident while Katy's shy and quiet.
トムはとても外向的で自信家だが、ケイティは内気で物静かだ。



"although~"のように使われる場合もあります。


While there was no conclusive evidence, most people thought he was guilty.
決定的な証拠はなかったが、ほとんどの人は彼が有罪だと考えていた。




⓶ "as"を使う。


英文を書いていて、「時」を表す場合に"when"の代わりに"as"を使おうとするときは、2つの文の内容が「同時進行的」に進んでいるときに使うといいです。


例えば、次のような場合です。(ロングマンより)


I saw Peter as I was getting off the bus.
俺、ピーター見たよ。 俺がバスを降りてたとき


As it was getting late, I turned around to start for home.
夜も更けて来た。だから俺は家に戻ろうとした。



Just as the two men were leaving, a message arrived.
二人が帰ろうとした。ちょうどそのとき、一通のメッセージが届いた。


As time passed, things seemed to get worse.
時が経った。それにつれて物事が悪くなったようだった。



今日はこのくらいにしておきます。
明日、続きを書きます。
読んでね。


"Try"は最後にまとめて出します。


Englishラボのらぼでした。