らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1886. そんなの全くのでっち上げだ!

Scenario: ある有名人がセクハラ疑惑で話題になっている。訴えた人は実名を出して詳細に事実を語っていると言っているようだが、訴えられた本人は記者会見でこう言っていた。


「それ、全くのでっち上げですよ!」



"That's totally bogus!"





【ポイント】「本当ではない」という意味を表す単語。

今日は、"bogus"という単語を取り上げます。
いわゆる受験のために覚えるべき単語集の中には入っていないかもしれませんが、ドラマではよく耳にします。大抵が、今日のフレーズの"That's bogus!"という言い方です。


でたらめ
インチキ
でっち上げ
嘘っぱち

たわごと


といったところでしょうか。


上品な感じはしないのですが、スラングでもなければ、ロングマンでは、インフォーマルだという表記もありません。"not legal"(法律にのっとっていない)という意味でも使うことがあります。


"bogus"は、[bóugəs] (ボウガス)と発音します。


一般的に、「本当ではない」という意味では次の単語をよく使っていると思います。


false
fake
not true
untrue


これらと、"bogus"のニュアンスの違いは、定義を見るとはっきりします。


ロングマンの定義です。


"bogus"
not true or real, although someone is trying to make you think it is

誰かがそう思わせようとしているけれども、真実でも本物でもないということ


「誰かがそう思わせようとしている」というところが、日本語の「でっちあげ」という言い方とピッタリだと思いますが、文脈や使う人、相手によって日本語表現を変えてくださいね。( ´艸`)


使い方 (ケンブリッジより)


On investigation, his claim was found to be bogus.
調査の結果、彼の申請はインチキであることが判明しました。


She produced some bogus documents to support her application.
彼女は申請書を裏付けるために偽の書類を提出しました。


People were tricked into entering personal information onto a bogus website.
人々は騙されてインチキサイトに個人情報を入力しました。


a bogus address    ウソのアドレス
a bogus account 偽のアカウント



"bogus"を使って会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「ご想像におまかせします。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。