らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

86. 気を悪くしないでね。

Scenario:
職場でコーヒーを入れていた。忙しそうにしている同僚が目に付いたので、コーヒーを持って行ってあげることにした。彼女はいつもミルクを入れているのを知っていたけど、ダイエットしてるみたいだったから、ミルクはノンファットのにした。持って行ったときにひと言・・・。


「ミルクはノンファットだから。あ、気を悪くしないでね。」



It's nonfat, but don't be insulted.


【ポイント1】"no"は「無」、"non"は「非」の感じ。


"no"は、"a"(不定冠詞)や、"some"(限定詞---形容詞としている場合もあります。)などと同等の扱いで、「ゼロの~」を表すと考えるといいと思います。
"non"は、通常"non-"とハイフンが続いてそのあと名詞が来ます。文法では「接頭語」になります。「非~」の感じです。


脂肪ゼロのいいかたは・・・。
There is no fat in this milk.      
This milk is non-fat.            
This milk has no fat.    × This milk is no fat.



【ポイント2】「ドンビー」を使おう。


否定命令文は、"Don't ~”ですが、一般動詞だけでなく、be動詞も使われます。


ここでは、"Don't be insulted." は、本来なら「侮辱されるな。」ですが、「侮辱されたと思わないでね。」つまり、「気を悪くしないでね。」という意味です。
普通の命令文では、"Be honest." 「正直に言えよ。」などと、"Be"で始まることになります。


"Don't be shy."     「恥ずかしがらないで。」  
は、日本人の学生にネイティブ講師がよく言います。日本人は積極的に発言しようとしないからです。
"Don't be afraid."   「怖がらないで。」
もよく聞きますね。


これを対話で次のように使うことがあります。
"I'm afraid."   「怖いのよ。」
"Don't be."      「大丈夫だよ。」← 「怖がらないで。」
というように。


この「ドンビー(Don't be....)」は、相手が"I'm ......"と言ったときにのみ使いますから、タイミング良く使ってね。大抵がネガティブな形容詞に対して使われます。


「大丈夫だよ。」と言ったつもりの、"It's OK."だと、何がOKなのかよくわかりません。(T-T) 
"I'm worried." 「心配だわ。」と言った相手に、"Don't be. Everything's gonna be fine." 「大丈夫。うまくいくよ。」と続ければ完璧ですね! 


らぼ

Englishラボのジュニアアソシエイトらぼでした。
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