2437. ワンランク上を目指す英語表現[136]---「トーンダウン」という表現について
らぼは、週1回、「バレトン」というフィットネスのレッスンに参加しています。「バレトン」という名前は妙な響きがしますがフィットネス・バレエ・ヨガの要素を融合させた体幹や柔軟性を高めるレッスンです。「バレトン®︎(Balletone)」は、“ballet”と“tone”の合成語で、ニューヨーク発祥のエクササイズです。
ここで気になったのが"tone"という単語です。日本語でも「トーン」というカタカナ語が様々な意味で使われていますが、「バレトン」の"tone"はどういう意味で使われているのでしょうか?
"tone"という単語は名詞で、「声のトーンが・・・」とか、「色のトーンが・・・」といった具合に日本語の中でも使われています。さらに、「~がトーンダウンした」のような使い方もします。
実際、"tone"には、動詞(他動詞)もあり、その定義は次の一種類だけです。
to improve the strength and firmness of your muscles, skin etc
筋肉や皮膚などの強度とハリを向上させること
次のように使います。(ロングマンより)
Exercise can strengthen and tone muscles.
運動は筋肉を強化し、引き締めることができます。
He began to use weights in order to tone up his body.
彼は体を引き締めるためにウェイトトレーニングを始めました。
a well-toned body
引き締まった体
つまり、「バレトン」"Balletone"は、はなやかで美しい動き、姿勢、柔軟性を象徴する「バレエ」と「筋肉を引き締める」という意味の"tone"の組み合わせで作られた造語なのです。
日本語の「トン」という響きは「トンカツ」のイメージが強すぎて、「引き締まった体」からほど遠いかもしれません。発音は、[tóun]なので、カタカナでは、「トーン」ではなく、「トウン」です。これで、「トンカツ」のイメージから離れられますね。(^_^)
美容や外見に関する文脈でも使えます。
The cream helps tone and hydrate your skin.
そのクリームは肌を引き締め、潤いを与えます。
Facial massage can tone the muscles of the face and reduce puffiness.
顔のマッサージは顔の筋肉を引き締め、むくみを軽減します。
😀次のように、比喩的、抽象的な使い方もできます。
She toned her voice to match the solemn mood of the ceremony.
彼女は式典の厳粛な雰囲気に合わせて声の調子を整えました。
The editor asked her to tone the article to suit a broader audience.
【ポイント】「トーンダウン」という表現について
和製英語のように聞こえるかもしれませんが、"tone down"はれっきとした英語表現で、筋肉やエクササイズとはまったく別の文脈で使われます。
むしろ、動詞でありながら、その意味は「名詞」の"tone"の印象が強くなります。"tone down"のイメージは、「強さ」や「派手さ」などを抑える・和らげるというニュアンスで、日常会話からビジネス、メディア表現まで幅広く使われています。
使い方
しかし、こうした使い方ができるのは、"tone down"だけで、"tone up"には、名詞の持つ「調子」のニュアンスがなくなります。
つまり、
"tone up"となると、
フィットネスや美容で「身体的な強度や見た目を高める・改善する」という「引き締める」ニュアンスでしか使わないのです。
She started lifting weights to tone up her arms.
彼女は腕を引き締めるためにウェイトトレーニングを始めた。
This workout will help you tone up and build lean muscle.
この運動は体を引き締め、引き締まった筋肉を作るのに役立ちます。
I want to tone up before summer.
夏までに体を引き締めたい。
(目的語を置かない、自動詞としての使い方です。)
😀"tone"を使う時には「トウン」と発音しましょうね。
明日は、「外来手術でできます。」です。最近は入院無しでできる手術が増えていますね。
Englishラボのらぼでした。
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