2253. 「負けるが勝ち」を英語で説明しよう。
日本語で考えても、「負ける」のにどうして「勝ち」と言えるの?と思うかもしれません。
しかし、"Seeing is believing"(見ることは信じることだ---百聞は一見にしかず)と違って、"Losing is winning"ということはできません。"losing"と"winning"が逆の意味の単語だからです。
英語圏での最も意味が近いものに、
"Lose the battle, win the war."
があります.
battle(戦い→個別の小さな局面)と、war(戦争→全体の大きな勝負)といった対比を使っているのですね。
"battle"には負けなさい。戦争に勝ちなさい。
となります。
また、
"battle"では負けなさい、そうすれば("and you will"が省略されています)戦争に勝ちます。
と理解することもできます。
さて、今回は、「負けるが勝ち」ということわざが意味することを英語で考えてみましょう。
【ポイント】「ことわざ」の内容を英語で説明する
『デジタル大辞泉』(小学館)では、「負けるが勝ち」を次のように説明しています。
一時は相手に勝ちを譲り、しいて争わないのが、結局は勝利をもたらすということ。
「一時は相手に勝ちを譲る」の部分では、
ここで言う、「勝ち」は最終的な「勝ち」ではないので、英語では・・・
「戦略的に一歩引く」
「短期的に不利を受け入れる」
というニュアンスを明確にした方が伝わりやすいです。
"small" や "short‑term" を使ったり、ビジネスで使う場合は、"battle"を"loss"にして、"small loss" "short‑term loss" にしたりすることも考えられます。
「負け」が決して「小さい」ものではない場合もあります。そういうときは、「それが重要なことであっても」、「ある側面ではlossと思えるかもしれない」という"in one phese"を付け加えてもいいかもしれません。
"It means that a small loss in one phase—even a significant one—can still lead to a greater success in the long run."
「ある段階での敗北――たとえそれが大きなものであっても――は、長い目で見れば、より大きな勝利につながる可能性があるということです。」
"even a significant one"(大きな負けであっても)
を入れることで、
「負け=小さい」に限定しない説明になります。
"It means that a setback(敗北/一歩引くこと)at one stage doesn’t determine the final outcome. What looks like a loss now may ultimately lead to a bigger success."
「ある段階での負けが、最終的な結果を決定づけるわけではないということです。今は敗北のように見えても、最終的にはより大きな成功につながる可能性があります。」
😊"setback"(後退・敗北)
"what looks like a loss"(負けのように見えるもの)
を使うことで、負けの大きさを限定しません。
このほかにも色々なバージョンが作れると思います。数人とアイデアを出し合うと楽しいですね。「こうしたらどうか」、「こういう単語は使えるか」などを見つけることができれば、文法や単語の学習に効果的だと思います。

Englishラボのらぼでした。
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