Scenario: 最初は遊び半分で付き合っていた彼女だが、最近真剣に結婚を考えている。最初は自分のことを有名大学卒業でIT関係の外資系の会社に勤めていると言ってしまったのだが、実は大学を中退してアルバイト生活を送っている。
「実は隠してたことがあるんだ。」
"I wasn't completely honest with you."
【ポイント1】"honest"の意味と使い方
ロングマンによる英語の"honest"(形容詞)は、次の2つの定義があります。
① someone who is honest always tells the truth and does not cheat or steal
常に真実を話し、ごまかしたり盗んだりしない人のこと
⓶ not hiding the truth or the facts about something
あることについて真実や事実を隠さないこと
使い方
He was a hard-working honest man.
彼は勤勉で誠実な男だった。
I'd like you to give me an honest answer/your honest opinion.
正直に答えてほしい。/ 正直な意見を聞かせてほしい。
He had an honest face.
彼、信用できそうな顔してたよ。
Let’s be honest.
本音でいこう。
She was always very honest about her feelings.
彼女はいつも自分の気持ちを素直に表していた。(このニュアンスでは"frank"に近いです。)
To be honest (with you), I didn’t like the movie.
正直に言うと、私はこの映画が好きではなかった。
(君に正直であるために言うと)
😀"To be honest, ......."は、イディオムとしてよく使われる言い方です。
【ポイント2】"not completely"は、"almost"のこと
よく部分否定として出てくる、"not completely"ですが、ケンブリッジでは、"almost"と同義だとしています。(こちら)
また、ロングマンで、"almost"の定義を見ると、次のように記載されています。
nearly, but not completely or not quite
"nearly"であるが、"not completely"や"not quite"であること
日本語では、"nearly"や"almost"を「ほぼ」という日本語表現を使いますが、そのニュアンスは「100%に近い」といった感じがします。しかし、"not completely"や"not quite"は、「100%には届かない」といった感じがします。
「ほぼ満点だった。」と、「満点には届いていない」では、「ほぼ」という表現を使えば、「満点と言ってもいいだろう」といったニュアンスを感じ、「満点には届いていない」という表現を使えば、「残念だった」といった感じがします。
日本語表現にするときには、その場面にそった表現にしましょう。
We’re almost there.
あともう少しだ。
That was almost a home run.
あともうちょっとでホームランだったね。
I almost forgot.
もう少しで忘れるところでした。
"honest"を使った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。
明日は、「色々失敗してきたけど、私の子育ては間違ってなかったわ。」です。
読んでね。
Englishラボのらぼでした。