2508. ワンランク上を目指す英語表現[145]---nowhereの特殊性
実は、15日に公開した、「他にやることもないし、帰ろうか。」のところで、「ほかにやることもない」のところを、「ほかにいくところもないし」としようと思っていたのです。
しかし、"There's nothing to do."にしました。"There's nowhere to go."だと、本来の文法的な不定詞の形容詞用法から考えると"to go"の前の"nowhere"が名詞として機能していることになり、また、"go"は自動詞ですから、"go to nowhere"という関係になるはずです。しかし、"go nowhere"であって、"go to nowhere"とは言いません。また、"There's nowhere to go to."とは言いません。
このことは、"nowhere"の特殊性が関係しています。
【ポイント1】"nowhere"の特殊性
考えてみれば、"nowhere"はあるのに、"nowhen"はないですね。"nohow"は「どうしても~しない」といった意味で昔はあったようですが、今は使われていません。
"nowhere"は副詞で、「どこにも~ない」という意味で使われます。
"nowhen"がないのは、"never"があるからです。"never"を使って「決して~することがない」と言えば「時」に関することの全否定が表せます。
「どこにも~ない」という意味で「存在しない場所」を表現する"nowhere"が生き残りました。さらに本来副詞である"nowhere"が名詞のニュアンスで使われているので、"There is"の後に置くことができます。この点でも"nowhere"は特殊な存在なのです。
しかし、"There is nowhere."だけでは意味をなしません。「何をするための場所」なのかを表す不定詞が必要です。そこで、"to go"が付いてはじめて「行くところがない」という意味になります。
"nowhere"の他に、"somewhere"や"anywhere"もあり、不定詞を伴って「どこか~するところ」、「どこでも~できるところ」という意味を作ることができます。
【ポイント2】"nowhere to go"について
I need something to eat.
食べるものが必要だ。
のように、不定詞の前に名詞がある場合、"something"と"eat"の関係は、"eat something"です。(動詞の"eat"は他動詞で、名詞のsomethingがeatの目的語になっている関係です。)
その動詞が自動詞である場合、前の名詞をつなぐための前置詞が必要です。
I need a partner to work with.
一緒に働くパートナーが必要だ。⇒ work with a partner といった関係になります。
この前置詞は前の名詞と不定詞の動詞の関係性をはっきりさせるためのものです。
さて、
"There is nowhere to go."(行く場所がない)について考えます。
この場合、もともと"nowhere"が副詞であるため、自動詞の"go"との関係が"go nowhere"となるので、前置詞は不要です。
しかし、この"nowhere"は、There isの後で、名詞としても機能しています。このような場合、不定詞の前の名詞(nowhere)が「明らかに場所」だと分かる場合は、動詞が自動詞(go)
であっても、前置詞がいらない場合があります。
There's a place to sit/stay.
座る場所/滞在する場所がある。
もその一例です。
👩🏼🏫名詞と不定詞の動詞の関係を考えれば、文法的には、"sit/stay a place"ではなく、"sit/stay on/in/at a place"になるはずですが、"place"として、はっきり「場所」であることを伝えている場合は、"in"か"on"を慣例的に省略しています。
「椅子/ソファ」は、「売り物」や「展示品」ではなく、座るためであることを正確に伝えるために自動詞の"sit"と共に前置詞を付けます。
There's no chair to sit on.
This is a good sofa to sit in. (sofaであっても前置詞が"on"のことがあります。)
"house"は実際に「住むため」をはっきりさせるために、"a house to live in"と"in"を付けます。
They need a house to live in.
しかし、「家」の場合は、「住む家」という表現でなく、「住む場所」と表現することがあり、その場合は、"house"を使わずに、"place"を使うことがあります。その場合は、上に示した"a place to sit"と同じように、"a place to live"でいいです。
They need a place to live.
です。
明日は、「体が重さに慣れてきたら、重りを増やそう。」です。ジムでインストラクターがよく言っています。( ´艸`)
Englishラボのらぼでした。
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