2053. 涙出てきた。
Scenario: 両親が他界してからずっと空き家のままだった実家の傷みが激しくなり、ついに取り壊すことを決めた。その前に妹と一緒に実家に残っているものを整理し、必要なものを持って帰ることになった。懐かしい家族写真が出てきた時、妹がこう言った。
「涙出てきた。」

(このフレーズはアルバムのタイトルにもなっています。)
"Here come the tears."
【ポイント1】"Here comes ~."の次に複数形が来たらどうなるか?
ロングマンには、"Here comes somebody/something"として記載があります。
"somebody"は、「人」であること、somethingは、「もの」であることを示しています。辞書に記載のある"somebody/something"は、実際の意味の「誰か」や「何か」と訳すものではありません。ですから動詞を単数にするか複数にするかは、実際の文の中で単数なのか複数なのかにより対応します。
今日のフレーズにある、"Here comes ....."では、実際の主語に当たるものは"comes"の後ろにきます。"Here"は、単数名詞なのではなく、副詞が文頭に来ることで主語と動詞が倒置した形です。
この倒置の場合、主語の名詞が代名詞の場合は倒置しません。
"Here comes the bus!" バスが来たよ!
"Here it comes." 来たね!
といった具合です。
今日のフレーズは、その名詞が"the tears"と複数になっているので、"Here come the tears."になっています。
【ポイント2】涙"tear"は、可算名詞だが、通常複数で使う
辞書には、"tear"に関して、
[countable usually plural]
可算名詞だが通常複数で使う
という説明があります。
日本語でも、涙の出方によって、
涙がポロリ
と
涙ボロボロ
とは感じが違います。
ロングマンの用例でも、その場の状況や人の感情によって単数扱いになったり複数扱いになったりしていて、次のような文が記載されています。
Is that a tear on your face?
あなたの顔のそれって涙なの?
Don’t shed any tears for him.
彼のために涙を流さないでください。
His eyes filled with tears as he recalled his mother’s sacrifices.
母親の犠牲を思い出し、彼の目は涙でいっぱいになりました。
😀"Here comes"のあと、複数形になっている文があるかもしれません。また、ネイティブの中にそのように言っている人もいるかもしれません。その辺は、どちらでも通じるということでいいのではないかと思っています。

"Here come(s)...."を使った会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。
明日は、「こういうの初めてなんで。」です。"first time"を使わないで表現しています。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。
このブログへのコメントはmuragonユーザー限定です。