らぼのEnglishラボ

すぐに役立つ会話フレーズを紹介しながら、英語力を総合的に上げていけるような文法や語法も解説しています。

2326. 分かんない。そういう経験ないんで。

Scenario: ピアノが得意な友人は、リクエストするとどんな曲でもすぐに弾いてくれる。ジャンルは何でもOKだ。「もし、知らない曲をリクエストされたらどうするの?」と聞くとこう言った。


「さあ、分かんない、そういう経験ないんで。」





"I wouldn't know. Never have."



【ポイント1】"I wouldn't know."のニュアンス


"I wouldn't know."という言い方は、直接的な言い方を避けた表現です。今日のフレーズは直接的に「私は知りません。」と言うのではなく、「さあ、知らないわ。」といった婉曲的な表現になります。


ロングマンに説明があります。


"I wouldn't know."

used to say that you do not know the answer to something and that you are not the person who would know

何かについて答えを知らないこと、そしてその答えを知っている人ではないことを示す表現です。


"wouldn't" は仮定法の一部として使われることもありますが、今日のフレーズにある、"I wouldn't know." を仮定法だとするのは、ちょっと無理があると思います。そのまま訳すと、「私なら、知らないのだが。」といった感じになります。


"I would like to go there."なら、"If you needed me,"などの仮定法過去の条件節が考えられるのですが、"I wouldn't know."の場合は適当な条件節が思いつかないのです。条件節を"If you were a amateur,"としてみても、「(もし君がアマチュアなら、)私は知らないのだが。」となり、不自然な文になると思います。


ロングマンの定義でも、この用法には仮定法らしき記述がありません。日本語表現では、結局「私は知らないな。」「私は知る立場ではない。」「私には情報がない。」、「知る可能性が低い。」となります。




【ポイント2】2つの単語で言える、「今までそんなことなかったよ。」


日本語でもそうですが、英語表現では、よく省略があります。つまり、分かっていることは言わなくても言いということです。特に「私は」は強調の時以外あまり会話に出てきません。


言わなくてもいいものを全て削ったら、"Never have."だけが残ったのが、今日のフレーズです。

"I have never had such an experience before."の中で、必要なのは、"never"と完了形をつくる、"have"だけでした!


"Never have."を使った会話文を考えてみましょう。

明日は、駅に行くんだったら脇道がいいよ。」です。「道」には、様々なものがあります。

読んでね。


Englishラボのらぼでした。