らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1290. 私、蚊に刺されやすいんだよね。

Scenario: 例年より早く梅雨明けしたと思ったら、ここのところ梅雨の様な空模様だ。畑に行くと一斉に蚊が寄って来る。一緒に行った夫は刺されないのに。


「私、蚊に刺されやすいんだよね。」



"I'm a mosquito magnet."



【ポイント】ユーモラスな表現が作れる、魔法の単語。


「マグネット」といえば、オフィス用品や、台所用品としてもたくさんの種類があります。
主なものの英語の呼び方を挙げます。(代表的な表現です。商品によっては違う呼び方をしているものもあります。)


押しピン型のマグネット → push pin magnets
ボタン型のマグネット → magnetic buttons
クリップ式のマグネット → magnetic clips
マグネットシート → magnet sheets
マグネットフック → magnetic hooks
マグネットバー → magnetic (strip) bars
冷蔵庫に張り付けるマグネット → fringe magnets 


これらの「マグネット」というと、「鉄がくっつくもの」といったイメージがありますね。


小学校の理科でならった、「磁石」のイメージはこれです。



こちらは、「鉄を引きつける」イメージです。


今日のフレーズの「蚊に刺されやすい」は、この「引きつける」ニュアンスを使ったフレーズです。


 「蚊を引きつける人」→「蚊に刺されやすい人」
といった具合です。


ロングマンの定義にも、この意味での定義載っています。


"magnet"
something or someone that attracts many people or things
多くの人やものを引きつけるものや人のこと


「~を引きつける」というときには、"a magnet for ~"という表現をします。


The region has become a magnet for small businesses.
その地域は小規模ビジネスを引きつけるようになった


"like a magnet"を付けて、"attract"や"draw"という動詞で表現することもあります。


"attract"や"draw"という動詞に"like a magnet"を付けて次のように表現することもあります。


She drew men to her like a magnet.
彼女はマグネットの様に男性を引きつけた


今日の表現のように、"a ~ magnet"とすれば、「~を引きつける人」、「~に好かれる人」という比喩的な表現ができます。
自分で作ってしまってもユニークな表現として伝わります。


アメリカ英語には、"a magnet school"という学校がありますが、次のような意味です。(ロングマンより)


"magnet school"
a school that has more classes in a particular subject than usual, and so attracts students from a wide area

特定の科目の授業が通常より多いため、広い地域から生徒が集まってくる学校


 a math magnet school    数学に特化した(力を入れている)学校 



比ゆ的な"magnet"を使った表現が出てくる短文や会話文を考えてみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「詰んだー!」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。