らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

1363. 引き留めちゃ悪いから、また今度。

Scenario: スーパーでたまたま友人に会った。昨年赤ちゃんが生まれたそうで可愛い赤ちゃんのことなので、つい話し込んでしまった。そのうちに赤ちゃんがむずがり出したのでこういって、スーパーを後にした。


「引き止めちゃうと悪いから、またね。」



"Don't let me keep you."



【ポイント】人を目的語にした"keep"の用法。


"keep"の目的語に人を持ってくる場合、次の3通りの意味があります。(ロングマンを参照しています。)


① 強制的に人をある場所に引き留めておく。


その人の意思でなく、ある場所にその人を置いておくというニュアンスで使います。そこから、「遅らせる」という表現にもなります。


今日のフレーズもこの用法ですが、会話の中で場所や状況が明らかなので、"here"が省略されたものです。
状況によって、マイナスのイメージの日本語の動詞(「引き止める」、「つなぎとめる」、「閉じ込める」など)になることが考えられます。


He was kept in prison for a week without charge.
彼は罪状が明らかにされないまま一週間拘留された


I won’t keep you long.
長くお引止めはしません。


He should be here by now. What’s keeping him?
もうここにいるはずなんだけど、どうして遅れてるのかな?




② 人をある状態にしておくく。


I have many things to keep me busy.
色々と忙しくしています。


Don’t keep us in suspense any longer!
これ以上私たちに気をもませないで!



③ 人に~させ続ける。


Sorry to keep you waiting – I got stuck in a meeting.
待たせてゴメンね。会議で身動き取れなかったんです。



"keep +人"を使って会話文を作ってみましょう。
できたらコメント欄で送ってね。


明日は、「勝手に名前は明かせないんです。」です。
読んでね。

Englishラボのらぼでした。