らぼちゃんの英語ブログ

英語のフレーズを通して見えてくる英語と日本語のギャップを楽しみましょう!

2396. 彼女が加わってもらうといいよね。

らぼ

Scenario: 同僚でイラストがとても上手い人がいる。会社の新商品のプロモーションでポスターを作ることになり、彼女に販売促進メンバーに加わってもらいたいという意見が出て、全員が賛成した。


「彼女に加わってもらうといいよね。」





"She's a welcome addition."



【ポイント1】「もの」に対して使う単語を「人」にも使う


ロングマンでは、"addition"の定義として、


something that is added to something else, often in order to improve it

何か他のものに追加されるもの、通常はそれを改善するために行われる


と定義されていて、「もの」に対して使う、と記載されています。


今日のフレーズの、"She is a welcome addition."は、「彼女は歓迎すべき追加だ。」となる訳です。日本語の響きとしては、「追加」を人を主語にして使うと、「物理的な追加」や「数的な増加」を連想させるため、軽蔑的な感じがします。


ところが、この英語のフレーズは、「彼が加わってくれてうれしい」というニュアンスがあり、特にチームやグループに新しく加わった人に対してよく使われます。


使い方


She’s a welcome addition to our design team.

彼女はデザインチームに歓迎すべき新メンバーです。


The new intern is a welcome addition to the office.

新しいインターンはオフィスに歓迎すべき新メンバーです。


このように、"a welcome addition to the team(もしくは団体を表す名詞)"と言うことで、「チームにとって価値ある存在」というニュアンスが強調されます。今日のフレーズでは、"to the team"の部分が省略されていますが、文脈で明かだからです。


このように、「もの」として使われがちであっても、「人」を表すものをいくつか挙げてみます。


liability (負債) → 厄介な人

asset  (資産) → 貴重な存在


He’s more of a liability than an asset.

彼は貴重な存在というよりむしろ足を引っ張る存在だ。



fixture (作り付け備品) → 常連


He’s become a fixture at the café.

彼はカフェの常連になった。



element (要素) → チームの一員


She’s an essential element of our success.

彼女は成功に欠かせないメンバーだ。



component (部品) → チームの構成員


He’s a key component of the project.

彼はプロジェクトの重要な構成員だ。



【ポイント2】「人」によく使われる単語が「もの」へ転用されるもの


反対に、「人」によく使われる単語が、「もの」として使われている例を挙げてみます。



loyal (忠実な) → 頼りになるもの  


This old car has been loyal.

この古い車は長年働いてくれています。



friendly (気さくな) → 使いやすい


This app is user-friendly.

このアプリは使いやすい



kind (優しい) → 有益な


The weather was kind to us.

天気が良くて助かった



generous (気前のいい) → 豊富な


The room has generous lighting.

この部屋は照明がたっぷりある。



hug (抱きしめる) → 密着する


This little cookie just hugged my taste buds.

この小さなクッキーが私の味覚を包み込んだ。



😀日本語で人に使われる形容詞がものにも使われる場合は、やや詩的・修辞的な響きになることが多いです。英語ではむしろ日常語として自然に使われます。



明日は、「リスニングで会話力を上げる」シリーズです。バンダイナムコが出てきます。



Englishラボのらぼでした。