らぼちゃんの英語ブログ

英語のフレーズを通して見えてくる英語と日本語のギャップを楽しみましょう!

2398. 8月になりましたね。

らぼ

Scenario: 今日から8月だ。今年は7月から真夏のような日が続いていたが、これからまだまだ暑い日が続きそうだ。


「8月になりましたね。」




"It's August now!"



【ポイント1】季節の移り変わりのニュアンスを表す


日本語通りに英語で表現すると不自然になることがあります。特に、文尾の「ね」が付くと、学校で習った文法だと、「付加疑問文」で、"isn't it?"や"don't you?"を付けることになるかもしれません。しかし、実際の会話の流れでは、かえって不自然になることがあります。


今日のフレーズのような場合、相手に聞いているのではありません。そうかといって、"It's August."と言うと、単に事実を言っているだけのように感じます。しかし、"It's August now!"のように副詞の"now"を付けると、月が変わったことへの気づきや、時の流れの速さ、季節感や気配の感じが伝わります。


Can you believe it's August already?


のように、"Can you believe"で始めたり、"already"をつけたりするだけでも雰囲気が変わります。

"(It's) hard to believe"で始めるのもいいです。"August is here!"もいいと思います。


単に、"So"を付けて、


”So, August begins !"とすると、「さて、8月が始まったよ。」といった感じです。日本語では、「始まった」と過去形を使いますが、英語で過去形にしてしまうと、すでに過去のことになってしまい、現在はそうではない、というふうに取られてしまいます。


SNSなどや、軽い挨拶では、


"Happy August!"とすれば、楽しい雰囲気が伝わります。夏が苦手な人にとっては、声のトーンを変えると「楽しい8月が来たな~。」といった自虐的な響きにすることもできるでしょう。



【ポイント2】「夏は来ぬ」、「春が来た」を英語でどう表現するか


会話表現を考えていて、


「夏は来(き)ぬ」と「春が来た」が気になりました。両方とも日本の四季の美しさを歌った歌ですね。


 「来ぬ」は古語で「来る」の完了形です。現代語では過去形も完了形も「来た」です。


「夏は来(き)ぬ」「春が来た」という表現には、季節の到来だけでなく、情緒や発見に対する感動、そして自然との共鳴が込められています。英語で表現するとなると、文法だけでなく、語感や文化的な受け止め方まで考慮する必要があるでしょう。


どちらも完了形にすると、


Summer has come.

Spring has come.


となり、どちらも文法的には正しいです。


しかし、


Summer is here.

Spring is here.


のほうが感覚的に日本語に近い訳になると思います。後ろに"with us"が付きそうな感じがするからです。人間味が出るとか、自然との共生が伝わるというと大げさでしょうか?




【ポイント3】"summer"か、"the summer"か?


結論から言うと、どちらもあります。


ただ、英語で the summer というと、以下のようなニュアンスが生まれます。


特定の夏(今年の夏、去年の夏、話題になっている夏)

時間的に限定された夏(文脈で明確にされている)

回想・物語的な語り口(例:The summer I met you...)


つまり、「the summer」は日本語でいうと・・・


「今年の夏」

「あの夏」

「その夏」


に近いニュアンスになります。反対に"the"が付いていないと、「一般的に言われている夏」、「夏という季節」ということになります。


使い方


I love summer. 

夏が好きです。


I love the summer in Japan.

日本の夏が好きです。(特定の場所の夏)


Summer is here.

夏になったね。


The summer is finally here.

ついに、待ち望んだ夏になった!


「梅雨」には普通、"the"が付きます。

なぜなら、「梅雨」は一般的に


その地域で毎年起こる特定の現象(=日本の梅雨)

 話者が季節的な知識を共有している(=「ああ、あの梅雨ね」)

 一年の内の時間的に特定された期間


だからです。



使い方


Looks like the rainy season’s finally over.

ようやく梅雨が終わったみたいだね。

The rainy season has started.
 梅雨入りしました。


Looks like the rainy season is here. 

梅雨入りしたみたいですね。


季節の話題は、自然な会話の入口ですね。


明日は、引き続き、この夏使える英語表現を考えます。


Englishラボのらぼでした。