2412. ワンランク上を目指す英語表現[131]---go+~ingについて
8月8日の、「ワンランク上を目指す英語表現」で、「"walk"を発展させる」という内容を書きました。
そのときに、書きたかった内容を、続編として今日、書こうと思います。
"go for a walk"で、「散歩に行く」」になります。"a walk"が「散歩」という日本語表現になり、前置詞の"for"で目的を表しているのですが、よくある質問が3つあります。それを一つずつポイントにして書いていこうと思います。
【ポイント1】なぜ、 "go to walk"ではいけないのか?
"go"はある意味特殊な動詞です。「移動」を意味する言葉なので、"go to...."と言うと、前置詞の"to"として、「~に行く」と場所を表すように受け取られることが多いのです。"go shopping"(買い物に行く)を"go to shop"というと、「shopに行く?冠詞(a/the)が抜けてる?」といった感じで取られる可能性が大です。
ですからその勘違いを防ぐため、"go"には特殊な使い方があるのだと思います。日本語に「泳ぐために行く」ではなく、「泳ぎに行く」という特殊な言い方があることと似ています。「~するために行く」ではなく、「~しに行く」つまり、「習慣になっていることや今までに経験したことがあること」をしに行く、といった連続性のニュアンスのある動名詞を"go"の後ろにつけるという特殊な使い方ができるのです。
次のようなものがよく教科書に載っていると思います。
go fishing 釣り(をし)に行く
go skiing スキー(をし)に行く
go swimming スイミング(をし)に行く
go shopping 買い物(をし)に行く
日本語との対比で気を付けることがあります。
I went skiing in Hokkaido.
は、「北海道にスキーに行く」と日本語で言いますが、「北海道でのスキーという経験をしに行く」といったニュアンスの英語になっています。
もし、「スキーをする目的のために北海道に行った」という意味を伝えたいなら、不定詞を使って、
I went to Hokkaido to ski.
ということができます。
しかし、毎年スキーに行っているネイティブが、"I went skiing in Hokkaido."という言い方を好むのは、「北海道で滑ってきたんだ」といった以前からスキーをやっている連続性が伝わるからでしょう。そのため、
"skiing in Hokkaido"をひとまとめにした感覚のニュアンスを好むのだと思います。
「公園に走りに行く」も、"I went to the park to run."より、"I went running in the park."のほうが、公園でのランニングを習慣にしているネイティブにとっては自然な表現なのです。
「銀座に買い物に行った」は、"I went shopping in Ginza."となるわけですが、"I went to Ginza to enjoy shopping!" とのニュアンスの違いを感じていただけたでしょうか?
【ポイント2】なぜ、"go for walking"ではだめなのか?
この問いは、"for"は目的を表すのに使うことのできる前置詞ですから、後ろに動名詞を付けて目的をあらわしてはいけないのか?という問いです。
これは、動名詞の表すニュアンスをつかむ必要があります。動名詞は、「~ということ」のように、抽象的で習慣的なニュアンスがあります。
「見ることは信じることだ」ということわざがありますが、
”Seeing is believing"
がいいと思います。
"To see is to believe"として、不定詞の名詞的用法の例を見ることもありますが、ネイティブは"Seeing is believing"のほうを好んで使っているようです。
目的を表すためには、不定詞を使います。不定詞には「未来に向かって行うこと」のニュアンスがあるので、目的を示すのに適しています。「for +動名詞」を使うと、「~ということのために」というニュアンスになり、不自然になることが多いです。
ですから、go for walking(歩くことのために行く)ではなく、"go for a walk"(散歩に行く)、もしくは"go walking"(ウォーキングに行く)です。
"go running"が、「走りに行く」つまり「ランニング(という運動をし)に行く」となるので、"go walking"は、「歩きに行く」つまり「ウォーキング(という運動をし)に行く」となります。ですから、「散歩に行く」という意味では、"go walking"は、適切ではなく、「散歩」なら、やはり、快適さを優先させた"go for a walk"がいいです。
【ポイント3】 "go ~ing"の、"~ing"は現在分詞ととれないのか?
"go"は完全自動詞(後ろに何もつかない)と、不完全自動詞(「~になる」「という意味で後ろに形容詞がつく)の2種類があります。
"go bad"や、"go crazy"のような使い方は不完全自動詞としての"go"で、それぞれ、「悪くなる(腐る)」、「気が変になる」という意味になります。"bad"や"crazy"という形容詞が表す状態になる、という使い方です。
現在分詞の"~ing"も形容詞として使うことができます。"a sleeping baby"(眠っている赤ちゃん)のように。
こうした現在分詞の使い方は、「状態/様子」を表しているため、もし、"We went shopping.”の"shopping"が現在分詞なら、「私たちは買い物をしながら行った。」となって不自然になります。"go running"なら文法的には「走りながら行く」と言えるように思えるかもしれませんが、実際は、"I ran to the station."(私は駅まで走った。)のように"run"だけで済みますし、それが自然です。
😀たまには、「なぜ、こう言ってはいけないのだろう?」と考えるのも楽しい・・・かな?
もし、何か不思議に思う文法や語法があれば、教えてください。一緒に考えましょう。Englishラボは英語を楽しむクラブです。

Englishラボのらぼでした。
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