らぼのEnglishラボ

会話やライティングに役に立つ英語表現を様々な角度から紹介しています。

999. 元気づけに一杯飲みたいよ。

Scenario: 地方勤務を命じられた同僚の元気がない。明日出発するということなので激励の言葉をかけるとこう言った。


「元気づけに一杯飲みたいよ。」




"I could use a little pick-me-up."



【ポイント1】"could use ~"を使って伝わること。


"use"の後には「もの」がきます。


"could"があるので、「~が使えるといいのだが」といった仮定法の意味が伝わります。


ロングマンの説明を読みます。


could use something
spoken if you say you could use something, you mean you would really like to have it
口語 


本当にそれを欲しいと思っていることを意味する


"I"を主語にすると、日本語で、「~をいただけると有りがたいのですが」といったニュアンスと似ています。


"You"を主語にすると、
"You could use a little pick-me-up."
「君には本当に元気づけが必要だろうな。」→「(だから、)一杯おごるよ。」


という意味で伝わるでしょう。




【ポイント2】"pick-me-up"の意外な意味。

"pick-me-up"は、3つの単語をハイフンで結んで一語になっています。このセットで一語なので、主語が何であれ、"pick-me-up"の"me"の部分は変化しません。


ロングマンの定義は次のようになっています。


pick-me-up 
something such as a drink that makes you feel more lively
飲み物など、より自分にさらに活力を与えてくれるもの


使い方 (ロングマンを参照しました。)
I always use coffee as a pick-me-up wheb I am feeling low.
気分が沈んでいるときは、元気づけにいつもコーヒーを飲むんだ。


His winning goal against Oxford United was a perfect pick-me-up.
彼がオックスフォード・ユナイテッドに対するゴールは完璧な元気づけだった。


"pick-me-up"の代わりに"pepping up"という言い方も使えます。
"pep 人/もの up"で、「~に元気を与える」、「~を生き生きさせる」という意味です。
これを使う時はハイフンを付けないで、"pepping up"というように動名詞にします。


I could use a little pepping up.   になります。



明日は、「笑顔見せてくれただけで十分よ。」です。
読んでね。


Englishラボのらぼでした。